スー・シルベスター
スーザン・シルベスター(Susan "Sue" Sylvester)はフォックス放送のテレビドラマ『glee/グリー』に登場する架空の人物。演者はジェーン・リンチで、日本語版の吹き替えは野沢由香里が担当する。 概要『glee/グリー』では2009年5月19日に初回放送された「新生グリー誕生」で登場した。スーは『glee/グリー』の製作者 ライアン・マーフィー、ブラッド・ファルチャックとイアン・ブレナンによって生み出された。スーは主に番組の悪役的存在である。 当初、リンチが多忙だったため、ABCの番組に出ている間は脇役扱いだった。番組が終ると、スーは主な登場人物となった。 人物像スーはウィリアム・マッキンリー高校でチアリーダーのコーチを務め、学校中の人をいじめている。学校の限られた予算を巡って学校のグリー部と争っており、グリー部のメンバーと特に顧問のウィル・シュースター(マシュー・モリソン)にちょっかいを出している。侮辱されたり、自分の思い通りにいかないと激昂し、生徒(特にグリークラブ)に危害を加えたり、校内の物を破壊するなど気性が荒い性格であるが、ダウン症の姉の看病をしたり、オリビア・ニュートンジョンとのPVで儲けた稼ぎを全額姉の施設に寄付するなど心優しい面もみせる。家にはこれまで獲得したトロフィーが所狭しと置かれており、家政婦アメルダによると一番のお気に入りは1985年の州大会のトロフィーである。マドンナが自分から盗んだ名言を言っている、ウィルソン・フィリップスでタンバリンを担当していた、マイケミカルロマンスのドラマーと男女の中にあるなど数々の妄言を残している。 評価と影響評価評論家たちから絶賛されており、『ロサンゼルス・タイムズ』のメアリー・マクナマラは「リンチ1人だけで『glee/グリー』を見る価値が生まれる」と評した。また『エンターテインメント・ウィークリー』のケン・タッカーはスーを「偉大なブロードウェイミュージカルの悪役が茶の間へ進出した」と称えた。2011年1月16日、リンチはゴールデングローブ賞助演女優賞をスー役で獲得、同じくエミー賞コメディ部門助演女優賞でも獲得した。 影響リンチは2010年度ハリウッドのマダム・タッソー館蝋人形代表に選ばれた。リンチの蝋人形はスーとしてつくられた。人形の服とメガホンはタッソー側の著作物である[1]。 参考文献
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