スピニングワールド
スピニングワールド (Spinning World) は、アメリカ産のサラブレッドの競走馬、種牡馬。フランス、アイルランド、イギリス、アメリカで走り、通算成績14戦8勝。おもな勝ち鞍は1996年アイリッシュ2000ギニー、1996年・1997年ジャック・ル・マロワ賞など。全14戦のうち13戦が芝1,600メートルまたは芝8ハロンと、マイル路線で活躍した。 戦績1995年10月のヴィユポン賞でデビューし優勝。次走のサンロマン賞(フランスG3)にも勝ち、重賞初制覇。2歳時にはこの2戦のみで切り上げ休養に入った。 1996年4月に復帰し、フォンテンブロー賞(フランスG3)は無敗馬アシュカラニの3着。続くプール・デッセ・デ・プーラン(フランス2000ギニー)では最後の直線で不利を受けまたアシュカラニの2着に敗れた。アイリッシュ2000ギニーを快勝しG1競走初優勝。セントジェームズパレスステークスではスピニングワールド、アシュカラニに加えイギリス2000ギニー優勝馬マークオブエスティームも出走。3頭の各国2000ギニー優勝馬が顔を揃えた豪華なメンバーの中2番人気に支持されたが、6着と惨敗した。ちなみにこの競走に優勝したのは2000ギニー優勝馬たちではなく、4番人気のイギリス調教馬ビジューダンドだった。 2ヵ月後のジャック・ル・マロワ賞に優勝し、G1競走2勝目。続くムーラン・ド・ロンシャン賞ではまたもやアシュカラニに敗れ2着。結局生涯でアシュカラニに先着することはなかった。ブリーダーズカップ・マイルでは今度はダホスの2着となった。 1997年は5月のミュゲ賞(フランスG2)で優勝。だが続くロッキンジステークスでは4着と惨敗する。3ヵ月の休養を挟み、ジャック・ル・マロワ賞ではフランス2000ギニー優勝馬デイラミを、ムーラン・ド・ロンシャン賞では凱旋門賞を含むG1競走5勝のエリシオを抑えて優勝。ブリーダーズカップ・マイルにも優勝し、G1競走5勝目を挙げたのを最後に現役を引退した。 競走成績
種牡馬引退後はアメリカやアイルランドなど各国で種牡馬として供用された。とくにオーストラリアでの活躍馬が目立つ。日本でも2000年にリース種牡馬として供用された。 日本国外調教馬
など 日本調教馬
ブルードメアサイアー血統表
脚注
外部リンク
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