ステートオブレスト(欧字名:State Of Rest、2018年4月11日 - )は、アイルランドの競走馬。主な勝ち鞍は2021年のサラトガダービー、コックスプレート、2022年のガネー賞、プリンスオブウェールズステークス。
戦績
2歳(2020年)
6月15日のフェアリーハウス競馬場の未勝利戦でデビューして勝利。続くレパーズタウンの条件戦は2着と好走する[2]。
8月6日のタイロスステークス(G3)の5着、23日のネース競馬場の条件戦を4着を挟んで、9月12日のシャンペンステークス(G2)は3着と好走する[2]。その後は10月24日フューチュリティトロフィー(G1)を5着として2歳戦を終えた[3]。
3歳(2021年)
6月26日のセレブレーションステークス(L)で始動して3着[2]。
アメリカに遠征して8月7日のサラトガダービー(G1)に7番人気で出走し、中団馬群から直線で鮮やかに抜け出してG1初制覇を果たした[4]。
さらにオーストラリアに遠征し、コックスプレート(G1)に出走。道中6番手から馬群の中を進出し、内ラチから3、4頭分離れて最終コーナーを回り、アナモーとの接戦を0.1馬身差で制した[5]。
4歳(2022年)
5月1日のガネー賞(G1)で始動。残り400mから動き出し、好位で粘るシリウェイを競り落として、追い込んできたプリティダイガーを3/4馬身差抑えて3ヵ国目のG制覇を挙げた[6]。続く22日のタタソールズゴールドカップ(G1)は1番人気で出走し、ロードノースの並んで追走するがアレンカーとハイデフィニションを捉えらえず3着に敗れた[7]。
その後、ロイヤルアスコット開催に参戦し、6月15日のプリンスオブウェールズステークスに出走。4番人気に推される。スタートからハナを主張して競馬を進め、最後は1番人気馬ベイブリッジに1馬身差まで詰め寄られるも余裕をもってゴール板に飛び込み、4ヵ国目のG1制覇を鮮やかな逃げ切りで飾った[8]。
しかし、8月14日に行われたジャック・ル・マロワ賞では見せ場なく8着と惨敗。その後、オーストラリアに遠征を予定していたが事前のMRI検査で故障が判明したため現役を引退することになった。引退後はアイルランドのラスバリースタッドで種牡馬入りする[9][10]。
血統表
ステートオブレストの血統 |
(血統表の出典)
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父系 |
デインヒル系
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父 Starspangledbanner 栗毛 2006年
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父の父 Choisir 栗毛 1999年
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Danehill Dancer
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*デインヒル
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Mira Adonde
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Great Selection
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Lunchtime
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Pensive Mood
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父の母 Gold Anthem 栗毛 1999年
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Made Of Gold
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Green Forest
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Vindaria
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National Song
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Vain
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Olympic Aim
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母 Dam Repose 鹿毛 2012年
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Quiet American 鹿毛 1986年
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Fappiano
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Mr. Prospector
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Killaloe
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Demure
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Dr. Fager
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Quiet Charm
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母の母 Monaassabaat 栗毛 1991年
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Zilzal
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Nureyev
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French Charmer
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It's In The Air
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Mr. Prospector
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A Wind Is Rising
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母系(F-No.)
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Sweet Hawthorn系(FN:4-K)
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5代内の近親交配
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Mr. Prospector 4×4、Dr. Fager 5×4
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脚注
- ^ “The LONGINES World's Best Racehorse Rankings For 3yos and upwards which raced in 2022”. IFHA. 2023年1月18日閲覧。
- ^ a b c “ステートオブレスト(State Of Rest) | 競馬データベース | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年7月11日閲覧。
- ^ “フューチュリティトロフィー(G1) 2020/10/24(土) | 日程・結果 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年7月11日閲覧。
- ^ “G1昇格の米サラトガダービー、J.オブライエン厩舎のステートオブレストが快勝”. JRA-VAN ver.World. 2022年6月14日閲覧。
- ^ “J.オブライエン厩舎のステートオブレスト、審議対象も豪G1コックスプレート制覇”. JRA-VAN ver.World. 2022年6月14日閲覧。
- ^ “仏G1ガネー賞、ステートオブレストが3カ国目のG1制覇”. JRA-VAN ver.World. 2022年6月14日閲覧。
- ^ “アレンカーが待望のG1初制覇、タタソールズGCを見事に差し切り”. JRA-VAN ver.World. 2022年6月14日閲覧。
- ^ “シャフリヤールはプリンスオブウェールズS4着、ステートオブレスト逃げ切り”. JRA-VAN ver.World. 2022年6月16日閲覧。
- ^ “プリンスオブウェールズS覇者ステートオブレスト引退・・・ジャックルマロワ賞8着がラストラン”. 日刊スポーツ極ウマ. 2022年9月1日閲覧。
- ^ “ステートオブレストが突然の引退、アイルランドで種牡馬入りへ”. JRA-VAN ver.World. 2022年9月1日閲覧。
外部リンク