ステンキル家(スウェーデン語:Stenkilska ätten)は、1060年頃ころから1125年頃までのスウェーデン王家[1]。家祖ステンキルはヴェステルイェートランド出身と考えられている[2]。
サガによると、ステンキル以前の家系は次の通りである。
スウェーデンもしくはヴェステルイェートランドの王:
- 1060年 – 1066年:ステンキル[2]
- 1067年 – 1070年:ハルステン(Halsten) - ステンキルの子
- 1079年 – 1084年:インゲ1世(Inge den äldre) - ステンキルの子
- 1084年 – 1087年:ブロット=スヴェン(Blot-Sven) - おそらくインゲ1世の義兄弟
- 1087年 – 1110年:インゲ1世(Inge den äldre) - 復位
- 1110年 – 1118年:フィリップ(Filip Halstensson) - 子供なし
- 1110年 – 1125年:インゲ2世(Inge den yngre) - 子供なし
子孫:
- 1125年頃 – 1130年頃:マグヌス1世 - インゲ1世の娘マルグレーテの子。(スウェーデン王室による在位表ではステンキル家に含まれている。)
- 1150年頃 – 1160年:エリク9世 - インゲ1世の孫クリスティナと結婚。エリク家の始祖。
- 1155年頃 – 1167年:カール7世 - 母はインゲ2世寡婦ウルヴヒルド。インゲ1世の玄孫とされるクリスティーナ(インゲボルガ・ムスチスラヴナの孫)と結婚した。スヴェルケル家。
- 1160年 – 1161年:マグヌス2世 - インゲ1世の子ラグンヴァルドの娘イングリッドの子。(スウェーデン王室による在位表ではステンキル家に含まれている。ステンキル家の最後の王とする場合もある。)
系図
脚注
- ^ Lagerqvist, Lars O. (2001), “Stenkilska ätten”, Medeltidens ABC, Swedish Museum of National Antiquities, ISBN 9151839261
- ^ a b Odelberg, Maj (1995), “Stenkil”, Vikingatidens ABC, Swedish Museum of National Antiquities, ISBN 9171929843
参考文献
- 百瀬宏他 編『新版 世界各国史21 北欧史』山川出版社、1998年
- 下津清太郎編『世界帝王系図集 増補版』近藤出版社、1982年
- Jiří Louda、Michael Maclagan、Lines of Succession、Little、Brown & Company、1981.