スチボール

スチボール
IUPAC名 1H-Stibole
識別情報
CAS登録番号	288-04-0
PubChem	91869492
ChemSpider	58539793
SMILES [SbH]1C=CC=C1
InChI InChI=1S/C4H4.Sb.H/c1-3-4-2;;/h1-4H;; Key: BTXJFXLZTKRZGF-UHFFFAOYSA-N
特性
化学式	C4H5Sb
モル質量	174.84 g mol^−1
関連する物質
関連物質	ピロール、ホスホール、アルソール、ビスモール
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

スチボール(Stibole)は、仮想上の有機複素環式化合物である。化学式C₄H₄SbHで五員環を持つ。メタロールの1つであり、窒素がアンチモンに置き換わった、ピロールの構造アナログと見ることもできる。置換誘導体が合成されている。

反応

例えば、2,5-ジメチル-1-フェニル-1H-スチボールは、1,1-ジブチル-2,5-ジメチルスタノールとジクロロフェニルスチビンの反応で形成される[1]。スチボールは、フェロセン様のサンドイッチ化合物を形成するのに用いられる[2]。

関連項目

• 有機アンチモン化合物

出典

1. J.I.G. Cadogan; S.V. Ley; G. Pattenden et al., eds. (1996), Dictionary of Organic Compounds, 3 (6 ed.), Chapman & Hall, pp. 2710, ISBN 978-0-412-54090-5, https://books.google.com/books?id=C3Uo1co4Wv0C&pg=PA2710 2010年3月4日閲覧。 
2. A.R. Katritzky; Otto Meth-Cohn; C.W. Rees, eds. (1995), Comprehensive Organic Functional Group Transformations, 4, Elsevier, pp. 1038–1040, ISBN 978-0-08-042325-8, https://books.google.com/books?id=0RQEsfYCuBcC&pg=PA1038 2010年3月4日閲覧。