スクールズ・アウト (曲)
「スクールズ・アウト」(School's Out)は、アメリカ合衆国のロック・バンドであるアリス・クーパーが1972年に発表した楽曲。メンバー5人の共作で、アルバム『スクールズ・アウト』からの先行シングルとしてリリースされた。 背景グレン・バクストンの作ったギター・リフから発展して生まれた[7]。歌詞のテーマは「永遠の夏休み」で[8]、ボーカリストのアリス・クーパーを初めとするメンバー全員は当時、クリスマスの朝と学校が休みに入る直前を「人生で最も偉大な3分間」と思い「その3分間を歌の中に捕らえられたら、凄いことになるだろうな」と考えた[9]。 本作はクーパーの自信作となり、彼はプロデューサーのボブ・エズリンに「この曲がヒットしなかったら靴屋でも始めるよ」と語ったという[7]。 反響・評価本作は彼等の最大のヒット曲となった。母国アメリカのBillboard Hot 100では7位に達してキャリア初の全米トップ10ヒットとなり[4]、全英シングルチャートでは3位にわたって1位を獲得[4]。ドイツのシングル・チャートでは28週にわたってチャート圏内に入り、最高5位を記録した[2]。 『ローリング・ストーン』誌が選出したオールタイム・グレイテスト・ソング500では293位にランク・イン[10]。 他メディアでの使用例『ロックンロール・ハイスクール』(1979年公開)[11]、『バッド・チューニング』(1993年公開)[12]、『リアリティ・バイツ』(1994年公開)[13]、『愛しのベス・クーパー』(2009年公開)[14]等の映画のサウンドトラックで使用された。また、音楽ゲーム『ギターヒーロー3 レジェンド オブ ロック』でも使用されている[15]。 カヴァーダフニィ&セレステによるカヴァー
アメリカ出身の女性ポップ・デュオ、ダフニィ&セレステは、2000年6月発売のデビュー・アルバム『ウィ・ディドゥント・セイ・ザット』(2000年)に「スクールズ・アウト」のカヴァーを収録し、同年8月にはシングル・カットした[17]。ダフニィ&セレステのヴァージョンはイギリスでヒットし、2000年9月2日付の全英シングルチャートで初登場12位となった[18]。 その他の主なカヴァー
脚注
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