『ジ・オデッセイ』(The Odyssey)は、アメリカ合衆国のプログレッシブ・メタル・バンド、シンフォニー・エックスが2002年に発表したスタジオ・アルバム。
概要
シンフォニー・エックスの6作目のスタジオ・アルバム。本作はギタリストであるマイケル・ロメオのホーム・スタジオ「ザ・ダンジョン」で全曲レコーディングされたバンド初の作品である[1]。
タイトル曲は、古代ギリシャの英雄オデュッセウスの旅を描いた叙事詩、ホメロスの『オデュッセイア』を24分に渡って音楽的に解釈したもので、アルバムのグランド・フィナーレを飾る[2]。
各曲にメンバー自らがライナーノーツで解説を加えおり、国内盤(VICP-62161)には解説と歌詞の対訳が記されたブックレットが付属している。なお、国内盤用ボーナストラックである「フロンティアーズ」の歌詞は英語/日本語とも掲載されていない。
本作に収録の「アコレード II 」は3枚目のスタジオ・アルバム『ザ・ディヴァイン・ウィングス・オブ・トラジディ』収録の「アコレード」の続編となる楽曲である。
収録曲
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 時間 |
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1. | 「Inferno (Unleash the Fire)」(インフェルノ〈アンリーシュ・ザ・ファイア〉) | ラッセル・アレン, マイケル・ロメオ | ロメオ | |
2. | 「Wicked」(ウィキッド) | アレン | ロメオ | |
3. | 「Incantations of the Apprentice」(インカンテイションズ・オブ・ジ・アプレンティス) | アレン | ロメオ | |
4. | 「Accolade II」(アコレード II) | アレン | ロメオ,マイケル・ピネーラ, マイケル・レポンド | |
5. | 「King of Terrors」(キング・オブ・テラーズ) | アレン, ロメオ, ジェイソン・ルロ | Romeo, Pinnella | |
6. | 「The Turning」(ザ・ターニング) | アレン, ロメオ | ロメオ, レポンド | |
7. | 「Awakenings」(アウェイクニングス) | アレン, ロメオ | ロメオ, ピネーラ, レポンド | |
8. | 「The Odyssey"」(ジ・オデッセイ
- "Part I - Odysseus' Theme / Overture"
- "Part II - Journey to Ithaca"
- "Part III - The Eye"
- "Part IV - Circe (Daughter of the Sun)"
- "Part V - Sirens"
- "Part VI - Scylla and Charybdis
- a) Gulf of Doom
- b) Drifting Home"
- "Part VII - The Fate of the Suitors / Champion of Ithaca)
| .
(Part I)(instrumental)
(Part II)アレン, ロメオ
(Part III )ロメオ
(Part IV)ロメオ
(Part V)ロメオ
(Part VI)(instrumental)
Part VII)レポンド,ロメオ | .
ロメオ
ロメオ
ロメオ
ロメオ
ロメオ
ロメオ
ロメオ | |
合計時間: | |
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ボーナストラック[3]# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 時間 |
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9. | 「Masquerade '98」(マスカレード'98) | ロメオ, ピネーラ, トーマス・ミラー, ルロ, ロッド・タイラー | ロメオ, ピネーラ, ミラー, ルロ, タイラー | |
10. | 「Frontiers」(フロンティアーズ) | アレン | ロメオ, レポンド, ピネーラ, ルロ | |
- #9.はラッセル・アレンの歌唱で新規レコーディングされたボーナス・トラック。
- #10.は日本国内盤のボーナス・トラック。
参加ミュージシャン
脚注
- ^ The Odyssey CDのライナーノーツより。.
- ^ ただしラッセル・アレンとマイケル・ロメオの本作ライナーノーツによれば、制作の過程でマイケル・レポンドが『ユリシーズの物語』を言い出した、とも記されている。
- ^ “The Odyssey”. Symphony X. May 30, 2014閲覧。
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