ジョージ・ワシントン橋(ジョージ・ワシントンきょう、英語: George Washington Bridge)は、ニューヨーク市マンハッタン区ワシントン・ハイツとニュージャージー州バーゲン郡フォートリーを結ぶ吊橋。
概要
ハドソン川に架かる他の橋や川をくぐるトンネル同様、ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社が橋の管理にあたっている。1日の車両交通量が世界一多い橋である。2011年の276,150台(2011年)[3]、2013年の年間総交通量は1億200万台であった[4][5]。
通行料金は東行のみ徴収で、2013年12月現在は乗用車が現金で13ドル、EZ-Pass利用の場合はピーク時11ドル、オフピーク時9ドルである。ニューヨーク州またはニュージャージー州在住ののEZ-Pass利用者は、3人以上相乗りで5ドルとなる。
歴史
1927年9月に着工。設計者はアメリカ国家科学賞を受賞したオスマー・アマン(英語版)。完成は1931年10月24日。翌日から一般に開放された。完成当時、中央支間長の長さで世界一 (1,067m) を誇っていたが、1937年にゴールデンゲート橋 (1,280m) にその座を譲った。橋開通当初は、ハドソン川橋(Hudson River Bridge)と呼ばれていたが、後にジョージ・ワシントンにちなみ彼の名前がついた。
当初は6車線であったが、1946年、2車線を追加し8車線となった。これはそのまま現在の橋の上層となった。1962年、交通量の増加に伴い下層が追加され、交通量は7割増加した。二層化は設計当時から想定していたもので、強度的には問題ない。
建築家ル・コルビュジエは当時、「ハドソン川に架かるジョージ・ワシントン橋は、世界で一番美しい橋」と讃えた(When the Cathedrals were White、1947年)。
隣接する橋・トンネル
脚注
- ^ a b c d “Facts & Info - George Washington Bridge”. ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社. February 27, 2010閲覧。
- ^ “George Washington Bridge”. ASCE Metropolitan Section. March 6, 2010閲覧。
- ^ AADT Values for Select Toll Facilities. 2011 NYSDOT Traffic Data Report
- ^ “Port Authority of New York and New Jersey - George Washington Bridge”. The Port Authority of New York & New Jersey. 2013年9月13日閲覧。
- ^ Bod Woodruff, Lana Zak, and Stephanie Wash (2012年11月20日). “GW Bridge Painters: Dangerous Job on Top of the World's Busiest Bridge”. ABC News. 2013年9月13日閲覧。
外部リンク