ジュール・デュプレ

ジュール・デュプレ
Jules Dupré
生誕 1811年4月5日
フランスの旗 フランス,ナント
死没 1889年10月6日
フランスの旗 フランス,L’Isle-Adam
運動・動向 バルビゾン派
テンプレートを表示

ジュール・デュプレ(Jules Dupré、1811年4月5日 - 1889年10月6日)はフランスの風景画家である。「バルビゾン派」を代表する画家の一人である。

略歴

ナントで、磁器工場の経営者の息子に生まれた。磁器の絵付け職人としてキャリアを始め[1]、1823年にパリに出て、叔父の工場で働きながら絵を学んだ。同僚には「バルビゾン派」の画家として有名になるナルシス・ディアズ・ド・ラ・ペーニャらがいた。風景画家のルイ=ニコラ・キャバと友人になり、絵付けの仕事をやめ風景画家をめざし、1831年のサロン・ド・パリに風景画を出展した。イギリスに渡り、有名な風景画家、ジョン・コンスタブル(1776-1837)の元で修行した。1833年にサロンで2等に入選し、アレクサンドル=ガブリエル・ドゥカンコンスタン・トロワイヨンウジェーヌ・ラミテオドール・ルソーらと友人になった。1835年にサロンに出展した作品はウジェーヌ・ドラクロワに賞賛された。

ノルマンディーアンドルなどの風景を描き、テオドール・ルソーとバルビゾンを訪れた。

1846年に保守的なサロンの審査に反対し、審査のない独立サロンの開催を企画したが成功しなかった。

1889年にレジオンドヌール勲章コマンドゥールを受勲した。

作品

脚注

  1. ^ Plat décoré d'une corbeille de fleurs (vers 1827) de la manufacture de Coussac-Bonneval, Limoges, musée national Adrien Dubouché, don de la famille Dupré en 1894.

参考文献

  • 日本語記事 【1811-ジュール・デュプレ(1811~1889)】Jules Dupré 「バルビゾンの風」
  • Dictionnaire Bénézit.
  • Marie-Madeleine Aubrun, Jules Dupré 1811-1889, catalogue raisonné de l'œuvre peint, dessiné et gravé, Paris, Léonce Laget, 1974, en 2 vol. et supplément.
  • André Roussard, Dictionnaire des peintres à Montmartre, Roissy-en-Brie, 1999、p.216
  • Laurie Marty de Cambiaire, avec Angélique Franck-Niclot, trad. Jane MacAvrock, Regards sur la nature, collection privée, [catalogue de l'exposition], 2013, galerie Fine Art, place Vendôme, Paris.