カールトン・ジャクストン・"ジャック"・クロフォード(Carlton Jackston "Jak" Crawford, 2005年5月2日 - )は、アメリカ合衆国出身のレーシングドライバー。
経歴
カート
アメリカ合衆国・ノースカロライナ州シャーロットにて誕生、後にテキサス州ヒューストンへ引っ越す。2011年(6歳)からカートを始めキャリアがスタートする[1]。北米で様々なカートレースへ出場し、「チャレンジ・オブ・アメリカズ - ジュニア・ロータックス」などで優勝を飾る[1][2]。
ジュニア・フォーミュラ
2018年、クロフォードは「NACAM・フォーミュラ4選手権(英語版)」へ参戦し、シングルシーターデビューを果たす。所属チームはスクーデリア・マルティガ・EG[3]。6レースで優勝、さらに8回の表彰台を記録した。メキシコ人ドライバーであるマヌエル・スレイマン(英語版)に次ぐ総合2位でシーズンを終えた[4]。
2020年は、ドイツで開催される「ADAC・フォーミュラ4選手権(英語版)」と、イタリアで開催される「イタリア・F4選手権(英語版)」エントリーした。しかし新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、「イタリア・F4選手権」ではフルタイム参戦できずスポット的に数戦出場する形となった。レッドブル・ジュニア・チームのメンバーであるジョニー・エドガー(英語版)と共にファン・アメルスフォールト・レーシング(英語版)から両レースへ参戦した。「ADAC・フォーミュラ4選手権」は、ジョニー・エドガーとタイトル争いを繰り広げ僅か2ポイント及ばず総合2位となった[5]。「イタリア・F4選手権」では、スポット参戦ながらも2勝を挙げ総合6位となる[6]。
ロード・トゥ・インディ
U.S. F2000
2019年は、「U.S. F2000 ナショナル・チャンピオンシップ」へ参戦する[7]。シーズン序盤から中盤までDEフォース・レーシング[7]、終盤はケープ・モータースポーツから出走した[8]。183ポイント獲得して総合7位で終えた[9]。
ユーロフォーミュラ・オープン
2021年は、「FIA フォーミュラ3選手権(英語版)」と並行してモトパーク(英語版)から「ユーロフォーミュラ・オープン・チャンピオンシップ(英語版)」へ参戦する[10]。シーズンで8勝を挙げ、総合3位の結果を残す[11]。
FIA フォーミュラ3選手権
2020年のオフシーズンに行われたポストシーズンテスト終了後、ハイテック・グランプリ(英語版)から2021年の「FIA フォーミュラ3選手権」への参戦が決まる。
チームメイトはロマン・スタネック(英語版)と同じくレッドブル・ジュニア所属の岩佐歩夢。第5戦スパ・フランコルシャン・レース1で2位表彰台を獲得する。最終結果は岩佐歩夢に次ぐ総合13位(45ポイント)となった[12]。
フォーミュラ1
2020年1月、レッドブル・ジュニア・チームはクロフォードをメンバーへ加入することを発表した[13]。
2024年よりレッドブルの育成から離れ、アストンマーティンF1の育成プログラムと契約。同年6月、レッドブル・リンクにて2022年型のアストンマーティン・AMR22に乗る機会が与えられ[14]、F1を初ドライブした[15]。
レース戦績
略歴
NACAM・フォーミュラ4選手権
U.S. F2000 ナショナル・チャンピオンシップ
ADAC・フォーミュラ4選手権
イタリア・F4選手権
ユーロフォーミュラ・オープン・チャンピオンシップ
FIA フォーミュラ3選手権
フォーミュラ・リージョナル・アジアン・チャンピオンシップ
フォーミュラ・リージョナル・ミドル・イースト・チャンピオンシップ
FIA フォーミュラ2選手権
出典