ジェーン・ルー(Jane Luu、1963年 - )は、ベトナム生まれのアメリカ合衆国の天文学者である。1992年にデビッド・C・ジューイットとともに初めてエッジワース・カイパーベルト天体を発見した。
経歴・人物
サイゴン(現在のホーチミン市)で生まれた。本名は Luu Le Hang。父はアメリカ軍の通訳だった。ベトナム戦争のサイゴン陥落により、一家でアメリカに逃れてケンタッキー州に居を定めた。ジェット推進研究所でアルバイトした時に天文学に興味を持ち、奨学金を得て1984年にスタンフォード大学を卒業した。
その後カリフォルニア大学バークレー校、マサチューセッツ工科大学に進学。そしてジューイットと共に、当時冥王星以外には発見されていなかった海王星の軌道の外側の天体をハワイ・マウナケア天文台群で探索。5年後、(15760)アルビオンを発見した。
ハーバード大学、ライデン大学の教授職を経て、現在はマサチューセッツ工科大学リンカーン研究所上席研究員。
小惑星(5430)ルーは、彼女の功績を記念して命名された[1]。
発見・共同発見した小惑星
番号登録されただけで39個の小惑星を発見している[2]。
受賞歴
出典