シンシナティ (原子力潜水艦)
シンシナティ(USS Cincinnati, SSN-693)は、アメリカ海軍のロサンゼルス級原子力潜水艦の6番艦。艦名はオハイオ州シンシナティに因んで命名された。その名を持つ艦としてはオマハ級軽巡洋艦3番艦(CL-6)以来4隻目。 艦歴シンシナティは1974年4月6日にバージニア州ニューポート・ニューズのニューポート・ニューズ造船所で起工。1977年2月19日にウィリアム・キーティング夫人によって命名、進水し、1978年6月10日にギルバート・V・ウィルクス艦長の指揮下就役する。 1979年8月、フロリダ沖70マイルの海域でフィンランド船籍の貨物船フィンビーヴァーから転落した水夫を事故発生22時間後に救助。 1980年11月、地中海でのパトロール巡航後にリチャード・M・ニクソン前大統領とハイマン・G・リッコーヴァー提督が「親善巡航」のためにシンシナティを訪れた。 1996年7月29日に退役、除籍された。ワシントン州ブレマートンで原子力艦再利用プログラムに基づき解体される予定。シンシナティを博物館で保存しようとする動きがあったが、その試みは実らなかった。 関連項目外部リンク |