ザ・クッカー
『ザ・クッカー』(The Cooker)は、アメリカ合衆国のジャズ・トランペット奏者、リー・モーガンが1957年に録音・1958年に発表したスタジオ・アルバム。 解説「チュニジアの夜」は、ディジー・ガレスピーが共同作曲者の一人であるスタンダード・ナンバーのカヴァーで[1]、モーガンは本作の録音以前にも、ガレスピー率いるビッグバンドの一員として、同曲のライブ録音を何度か残している[2]。モーガンの過去のアルバムでは、主にベニー・ゴルソンの作った曲が取り上げられてきたが、本作には「ヘヴィー・ディッパー」と「ニュー・マ」という、レコード上では初となるモーガンのオリジナル曲が収録された[3]。 本作でピアノを弾いたボビー・ティモンズは、後にモーガンと共にアート・ブレイキー率いるザ・ジャズ・メッセンジャーズのメンバーとなる[1]。 スコット・ヤナウはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「モーガンは年齢を考えれば見事な演奏(この時点でディジー・ガレスピーやマイルス・デイヴィスに惜しくも及ばないという程度)により、本作を掘り出し物の作品としている」と評している[4]。 収録曲
参加ミュージシャン
脚注
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