ザ・イレヴンス・ハウス
ザ・イレヴンス・ハウス(The Eleventh House)は、ギタリストのラリー・コリエル率いる1970年代の重要なフュージョン・グループである[1]。バンドは1973年に結成され、1976年に解散した。マハヴィシュヌ・オーケストラ、ウェザー・リポート、リターン・トゥ・フォーエヴァーなどのバンドとともに、ザ・イレヴンス・ハウスは1970年代半ばの先駆的なジャズ・ロック・バンドのひとつと見なされている。ラリー・コリエル以外のバンドに選ばれたメンバーは、トランペットのランディ・ブレッカー、マイク・マンデル(キーボード)、ダニー・トリファン(ベース)、ドラムのアルフォンス・ムゾーンであった[1]。 バンドは1973年に『ラリー・コリエル & ザ・イレヴンス・ハウス』というタイトルの最初のアルバムを録音し、1974年に『Larry Coryell & The Eleventh House At Montreux』と『Level One』の各アルバムが続いた[2]。1975年には、『Live in Europe』というタイトルの海賊版・ライブ・レコーディングもリリースされた。 1974年、ブレッカーはトランペット奏者のマイケル・ローレンスに、トリファンはベーシストのジョン・リーに交代した。1975年にドラマーのムゾーンがバンドを去った後、ジェリー・ブラウンが加入した。1976年の彼らの最後のフォーメーションは、よりホーン主導によるファンクの文脈を求めた結果、日本のトランペット奏者である日野皓正がローレンスと交代した。アルバム『アスペクツ』へのブレッカー・ブラザーズのゲスト参加は、このコラボレーションの結果であった。 1977年、コリエルとムゾーンは、よりロック・ギター指向のフュージョン・バンドで再会した。それは「コリエル / ムゾーン・バンド」と名付けられ、ベースにはジョン・リー、セカンド・ギターにはフィリップ・キャサリンが参加した。彼らは、アトランティック・レコードで『未来への再会 (Back Together Again)』という名の注目すべき1枚のアルバムをリリースした。彼らは後に、ベーシストのミロスラフ・ヴィトウスを含むメンバーを交代させ、最終的に解散するまで、さまざまなロックまたはジャズの演奏を行った。 ザ・イレヴンス・ハウスのメンバーであるコリエル、ムゾーン、マンデル、リーは、1984年に『The 11th House』と呼ばれるかなり商業的なアルバムを録音した。 1998年に、ザ・イレヴンス・ハウスは再結成され、1999年末まで世界中をツアーして回った。それまでに、ザ・イレヴンス・ハウス・リユニオン・バンドは、ギターのコリエル、トランペットのブレッカー、ベースのリチャード・ボナまたはジェフ・バーリン、ドラムのムゾーンで構成された。1999年には、元メンバーのジョン・リーがバンドに参加し、セカンド・ギターでコリエルの息子のジュリアン・コリエルも参加、また、トランペッターの大野俊三またはサクソフォーンのドナルド・ハリソンがブレッカーに取って代わった。 バンドは2015年にいくつかのライブ・コンサートのために再会し、2017年2月19日にコリエルが亡くなる前にスタジオ・アルバム(『セブン・シークレッツ』)を録音した[3]。 ディスコグラフィスタジオ・アルバム
ライブ・アルバム
脚注
外部リンク |