ザイクロン
ザイクロン(Zyklon)は、ノルウェーのブラッケンド・デスメタルバンド[1]。1998年に結成され、2010年解散。バンド名は、ツィクロンBとは何の関係もなく、サイクロンという単語がノルウェーではsyklonと綴られていることが、バンド名の由来である。 バイオグラフィーエンペラーで活動していたサモスとタリムの2人で結成[2][3]。当初は、エンペラーの楽曲をアレンジしてジャムセッションを行っていた2人が、エンペラーがライヴを行わなくなってきたため、サモスが温めてきたアイデアである、「サモスのデスメタル志向の楽曲を演奏するバンド」として、ザイクロンを結成した[2][3]。ザイクロンでは、サモス (Samoth)はザモス (Zamotn)と名乗るようになった。 結成後、ザモスがザイクロン用の楽曲を充実させるようになる。2000年頃にマイクルスコグで活動しているデストラクターが加入[2][3][4]。スリーピース編成となった。この後、ザモスとデストラクターを中心に楽曲を洗練させる。同年秋に、ソービョーン・アッカーハウゲンをプロデューサーに迎えて、アルバムを作成[2]。以降、ソービョーン・アッカーハウゲンがアルバムの音楽プロデューサーを務めるようになる。この時点で、正式なベーシストとボーカリストが居なかったため、ザモスがギターとベース、デストラクターがリードギターとベースを担当している。ボーカリストには、リンボニック・アートのディーモンがセッションで参加した[2][3][4]。2001年に、キャンドルライト・レコードから1stアルバム『World ov Worms』をリリースし、デビューする。デビュー後に、エンペラーが解散し、ザモスとタリムはザイクロンをメインバンドとして活動するようになる。 デビュー後、ライヴツアーを行う。この際にミュルクスコグのセクトデーモン (Vo、B)がセッションで参加しており、その後正式メンバーとして加入した。セクトデーモンの加入で、不在だったベーシストとボーカリストが補充され、ザモスとデストラクターがギターに専念するようになった[3][4]。2004年に2ndアルバム『Aeon』をリリース。リリース後に、再びツアーを行う。また、日本で開催されたEXTREME THE DOJO Vol.9にダーク・フューネラル、ゴートホアと共に出演した[4]。2006年にライヴDVD『Storm Detonation Live』をリリース。同DVDには、2004年にPartySan Festivalでのライヴが収録された。また、同年には3rdアルバム『Disintegrate』をリリース。 2010年1月、解散を発表した[5]。解散後の、2010年7月にCDボックスセット『The Storm Manifesto』をリリース。同ボックスセットは、ザイクロンの1stアルバムから3rdアルバムがセットになったものであった。 正式メンバーではなかったものの、元エンペラーのドラマー、ボルド・ファウスト・エイトゥン (Bård "Faust" Eithun)がすべての作詞を担っていた。 メンバー解散時のメンバー
セッション・メンバー
その他
ディスコグラフィアルバム
ボックス・セット
スプリット
DVD
日本公演
脚注
外部リンク |