サン・ジョルジュ (チーズ)
サン・ジョルジュ(ポルトガル語: Queijo São Jorge[1])はポルトガル領アゾレス諸島のサン・ジョルジュ島で生産される、牛乳を原料としたチーズ。セミハードまたはハードタイプに分類される。 起源について、少なくとも19世紀には生産されていたと見られるが[4]、大航海時代の15世紀に移入されていたとも言われる[2]。1996年11月にEUの原産地名称保護制度におけるPDO認定を受けている[4]。 表皮は淡いオレンジ色で光沢があり手触りはなめらかであるが、これは加工によるものではなく、自然にそのようになる[2]。ただし、色については濃い黄色という評価を受ける製品もあるし、パラフィンなどでコーティングされるケースもある[4]。直径15cmのゴールドメダル風なラベルが添付され、この金地に赤か黒で銘柄と図柄が表示される[4]。 中身は表皮と似て黄色のテクスチャを見せ、気泡が点在し、かたいものの、もろくボロボロと崩れやすい[2][4]。 味はチェダーチーズやカンタルを思わせる風味と辛みもある[2]。ポートワインとあわせて食すのがよい[2]。 脚注
外部リンク
|