サブタイトル

シェイクスピア著『十二夜』の初版。メインタイトル「Twelfe Night」の後に(「, Or」をはさんで)サブタイトル「what you will」が付けられている。

サブタイトルsubtitle)は、 日本日本語圏)においては書籍・映像作品・音楽作品などにつけられる、説明的な、もしくは代替的なタイトル(題)である。副題(ふくだい)に同じ[1]

本来の意味

英語英語圏)では一般的に「字幕」のこと。 英語(英語圏)では「subtitle = 字幕」という意味で使用、認知するのが一般的である。 英語(英語圏)で副題は、日本で言う「主題 + 副題」全てを含めて「title」と表現する。

しかし、日本(日本語圏)では「サブタイトル = 副題」という意味として誤用され、広く認知されてしまっているため、本来の意味、使用方法とは異なるが、日本(日本語圏)での意味合いの説明を記述する。

目的

サブタイトルを付ける目的には、テーマを匂わせる、購買意欲を沸かせる、シリーズ内での位置づけを明確にする、既存のタイトルと同名になることを防ぐなどがある。

テレビシリーズで、番組のタイトルとは別に各エピソードにつけられるタイトルも、広義のサブタイトルである。ただし英語では、エピソードタイトル (episode title) と言うことが多い。

表示法

サブタイトルの表示法には以下のようなものがある。ただし、ワードマークと文章中での表記が異なる場合も存在する。

○○ △△
スペースで区切るもの。日本語などでは全角スペースで区切ることがある。また、以下の表示法と併用されることも多い。
○○〜△△〜
○○〜△△
波ダッシュ (〜) で区切るもの。なお、チルダ (~) で区切るのは誤り。
○○-△△-
○○-△△-
ハイフンマイナス (-) で区切るもので、曲名でよく見られる。2本使いや似た約物のダッシュ (―) を使って長さをもたせていることもある。
○○/△△
スラッシュ (/) で区切るもの。
○○:△△
コロン (:) で区切るもので、英語圏でよく見られる。
○○、△△
○○,△△
読点 (、) やコンマ (,) で区切るもの。
○○(△△)
括弧で区切るもので、主に韓国の音楽界で多く使用される方式である。

出典

  1. ^ サブタイトルとはコトバンク