サバーロ (潜水艦)

USS サバーロ
基本情報
建造所 クランプ造船所
運用者 アメリカ合衆国の旗 アメリカ海軍
艦種 攻撃型潜水艦 (SS)
級名 バラオ級潜水艦
艦歴
起工 1943年6月5日
進水 1944年6月4日
就役 1: 1945年6月19日
2: 1951年6月1日
退役 1: 1946年8月7日
2: 1971年7月1日
除籍 1971年7月1日
その後 1973年2月15日、標的艦として海没処分[1]
要目
水上排水量 1,526 トン
水中排水量 2,424 トン
全長 311 ft 9 in (95 m)
水線長 307 ft (93.6 m)
最大幅 27 ft 3 in (8.31 m)
吃水 16 ft 10 in (5.1 m)
主機 フェアバンクス=モース 38D-1/8型10気筒ディーゼルエンジン ×4基
電源 エリオット社英語版製 発電機×2基
出力 水上:5,400 shp (4.0 MW)
水中:2,740 shp (2.0 MW)
最大速力 水上:20.25 ノット
水中:8.75 ノット
航続距離 11,000 海里/10ノット時
航海日数 潜航2ノット時48時間、哨戒活動75日間
潜航深度 試験時:400 ft (120 m)
乗員 士官6名、兵員60名
兵装
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サバーロ (USS Sabalo, SS-302) は、アメリカ海軍潜水艦バラオ級潜水艦の一隻。艦名はスペイン語でイセゴイ科のターポン2種を指す。その名を持つ艦としては2隻目。

ターポンSabalo real)
アメリカン・シャッド(Sabalo americano)

艦歴

サバーロは1943年6月5日にペンシルベニア州フィラデルフィアクランプ造船所で起工する。1944年6月4日にチャールズ・M・オマーン夫人によって命名、進水し、1945年6月19日にフィラデルフィア海軍工廠で艦長ジェームズ・G・アンドリュース少佐の指揮下就役した。

デラウェア川での公試後、サバーロは整調および訓練のためコネチカット州ニューロンドンの海軍潜水艦基地へ向かう。サバーロは1946年に不活性化の準備に入るまでニューロンドンを拠点として活動した。8月7日にニューハンプシャー州ポーツマスで退役、大西洋予備役艦隊で保管され、1951年6月1日にニューロンドンで再就役した。

1951年8月、サバーロは新たな母港の真珠湾に向けてニューロンドンを出港した。真珠湾には9月に到着し、1952年2月までハワイ水域での作戦活動に従事した。その後2月18日から9月28日まで真珠湾海軍工廠フリート・シュノーケル改修が行われた。この改修は多くの第二次世界大戦「艦隊型」潜水艦が受けた GUPPY 改修よりも限定的な改修であった。サバーロは新型のセイルが取り付けられたが、船体形状はオリジナルのままであった。

改修後サバーロは、太平洋西部へ展開し、沿岸での作戦活動と模擬哨戒を交互に行った。最初の展開は1952年12月26日から1953年6月26日まで行われ、2回目は1954年11月中旬から1955年5月10日まで行われた。3回目は1955年9月17日から11月4日まで行われ、アラスカ沖からアリューシャン列島東部まで巡航を行った。

1966年9月、サバーロの母港はサンディエゴに変更された。西海岸での訓練任務では対潜水艦戦訓練および回復訓練に従事した。サバーロは第1艦隊の1ユニットとして任務に従事し、1971年7月1日に退役した。同日除籍され、その後1973年2月に SubSinkEx 計画「サーバー Thurber」においてサンディエゴ沖で標的艦として海没処分された。

出典

  1. ^ Friedman, Norman (1995). U.S. Submarines Through 1945: An Illustrated Design History. Annapolis, Maryland: United States Naval Institute. pp. 285–304. ISBN 1-55750-263-3 

外部リンク