サイド・アウィータ
サイド・アウィータ(سعيد عويطة , 1959年11月2日 - )は、モロッコの元陸上競技選手である。ケニトラ出身。1984年ロサンゼルスオリンピック男子5000mの金メダリストである。1980年代の中距離の各種目において圧倒的な力を誇った選手であり、1983年の9月から1990年9月の間に119回走り115勝をあげている。 1985年には、アウィータは、5000mでデビッド・ムーアクロフトの持っていた記録を100分の1秒更新する13分0秒40、ついで1,500 mでもスティーブ・クラムの持っていた世界記録を更新する3分29秒46の世界新記録を樹立した。 1987年にも、まず2000mでクラムの世界新記録を更新する4分50秒81を、そのわずか6日後に人類初の5,000 mで13分の壁を突破する12分58秒39の世界新記録を樹立した。 1988年ソウルオリンピックでは、彼は800mと1500mにエントリーし、800mで銅メダルを獲得し、オリンピックで800 mと5000mの両種目でメダルを獲得した最初の選手となった。しかし、本命であった1500mでは800mの決勝レース中に太ももを痛めた影響で準決勝で棄権してしまった。 1989年には、彼の最後の世界記録、3000mでの7分29秒45という記録を樹立した。 アウイタは1983年から1990年の間、800mから10000m、さらには3000m障害のレースにも出場し、119レースのうち115のレースに勝利した。 1991年の東京世界選手権にも出場したが、怪我のため11位に終わっている。 主な実績
自己ベスト
外部リンク
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