ゴルナーグラート鉄道
ゴルナーグラート鉄道(ドイツ語: Gornergratbahn、略:GGB)は、ツェルマットの街とゴルナーグラート山頂を結ぶ[3]スイスの登山鉄道である。1898年8月20日開業[4]。2005年10月にBVZホールディングが取得[5]。 ゴルナーグラート駅は欧州で最も標高が高い地上駅である。地下駅を含めるとユングフラウヨッホ駅に次いで欧州2位。駅に近い標高3,131 mの展望台からは、マッターホルンやモンテ・ローザ、ブライトホルン、リスカムなど、スイスとイタリア[6]の4000 m級の29座を見ることができる。また、沿線はハイキングやウィンタースポーツのフィールドとして人気がある[7]。 概要スイスで最初に建設されたラック式の電気鉄道である[5]。軌間1000 mm(メーターゲージ)のアプト式ラックレールを採用。路線長9.339 km、内3,790 mの複線区間がある[8]。標高差は1500 m近く、最大勾配200‰。最大速度30 km/h[9]。輸送能力は毎時2,511人。架線2本と線路により725 V三相交流で電力を供給する。 以下に駅と標高を示す。
歴史1896年建設開始、1898年8月20日開業[4]。1909年にクルムホテルの古い建物が取り壊された跡地に移転するまで、ゴルナーグラート駅は現在より約71 m低い場所にあった。また、開業当初の営業は夏期のみだったが、1928年にリッフェルアルプ駅まで、1942年に終点のゴルナーグラート駅まで通年で運行するようになった[5]。 2005年にはツェルマットの市民共同体(Burgergemeinde Zermatt)とゴルナーグラート鉄道が所有する駅周辺の建物の改修が行われた[4]。 画像
脚注注釈
出典
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