グリース (曲)
「グリース」(Grease)は、1978年5月6日に発売されたフランキー・ヴァリのシングル。ソロとしてのフランキー・ヴァリの最大のヒット曲である[1][2]。かねてよりフランキー・ヴァリに曲を書きたいと思っていた、同じくファルセットボイスを得意とするバリー・ギブが制作した楽曲で[1]、同年の映画『グリース』のサウンドトラック・アルバムのオープニングとラスト(Reprise)に収録された作品である[1][3][注釈 1]。 「グリース」は、オリビア・ニュートン=ジョンとジョン・トラボルタのデュエット曲「愛のデュエット」に続く、サウンドトラック・アルバムからの第2弾シングルとして発売され、ミリオンセラーとなった[3]。 背景映画プロデューサーでRSOレコードのロバート・スティグウッドから映画『グリース』の楽曲制作を依頼されたバリー・ギブ(ビージーズのメンバー)は、以前から親交があったフランキー・ヴァリが歌うことを想定して楽曲制作することを決めた[1][3]。 ずっとヴァリに楽曲提供したいと考え、そのことをヴァリにも言い続けてきたギブは、これを機に改めてヴァリに声をかけ、自身制作の「グリース」と題する曲のデモテープを彼に送り、人気ミュージカルの『グリース』の映画版のサウンドトラックにするつもりだと伝えた[1]。 ヴァリは、出来上がっていた映画を前もって試写していなかったが、ギブから渡されたそのデモテープを聴きながら、13年もブロードウェイで上演されている作品の映画化だから「何かしらいいものがあるはずだ」と思って引受けることを決めた[1]。ギブがプロデュースしたレコーディングでは、ピーター・フランプトンがギターを演奏し、ヴァリのボーカルが吹き込まれた[3]。 収録曲
レコーディング・ミュージシャン
反響フランキー・ヴァリの予想を上回る大成功を収めた映画興行により、サウンドトラックも12週にわたって全米1位となり、ヴァリのシングル「グリース」も全米チャートの1位を獲得して、ミリオンセラーのプラチナディスクとなった[1][4]。 日本においては1978年8月1日にシングル「グリース」が発売されて、オリコン週間チャートで47位となった[5]。 カバー・アーティスト
脚注注釈
出典参考資料
関連項目外部リンク |