アラバマ州ラッセルヴィル生まれ。1967年にアメリカ海兵隊に召集され、軍報道員としてベトナム戦争に従軍する。この時の体験を元に、戦場をリアルに描写した小説『フルメタル・ジャケット』(原題 The Short-Timers)を1979年に発表、「ベトナム戦争に関する最良のフィクション」と評された[1]。これをスタンリー・キューブリックが1986年に映画化し、ハスフォードはマイケル・ハーと共に脚本に参加。1987年アカデミー賞では脚色賞の候補に選ばれるが受賞には至らなかった。
1970年代にはSF作家アーサー・バイロン・コーヴァー(Arthur Byron Cover)、デイヴィッド・J・スカル(David J. Skal)などと交流し、デーモン・ナイトのアンソロジー『オービット』や雑誌『Space and Time』などの発行に参加、ハーラン・エリスンと同居したりもした。また影響を受けた作家にはジョン・ファウルズを挙げている。その後オーストラリアに移住し、『フルメタル・ジャケット』の続編『The Phantom Blooper』を執筆。