クロヒカゲモドキ
クロヒカゲモドキ(黒日陰擬/擬黒日陰 Lethe marginalis)は、チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科に分類されるチョウのひとつ。 概要ヒカゲチョウグループの古形遺存種とされる。同属のクロヒカゲと非常によく似かよっているが、本種は全体的にやや大きく、翅外縁がさらに丸みを帯び、前翅裏の先端部にある眼状紋は3つ(クロヒカゲ・ヒカゲは2つ)である点で区別可能。 タケ科をメインの食草とするクロヒカゲ・ヒカゲと違い、食草はアシボソ・チヂミザサ・サイドガヤススキ・オオアブラススキなどのイネ科植物。卵は葉の裏に1個から数個産みつけられる。越冬態は4~5齢幼虫。 分布本州中部以南・四国・九州の内陸部に分布するが、分布域は不連続である。九州の個体群は絶滅が危惧されている。 保全状況評価
2007年の環境省レッドリストでは絶滅危惧II類であったが、2012年には絶滅危惧IB類に指定された。 関連項目脚注参考文献
|