クレイジー・グッド
『クレイジー・グッド』(Nobody's Fool)は2018年のアメリカ合衆国のロマンティック・コメディ映画。監督はタイラー・ペリー、主演はティカ・サンプターとティファニー・ハディッシュが務めた。本作は日本国内で劇場公開されなかったが、2019年4月10日にDVDが発売された[3]。 ストーリーダニカはマーケティング会社でバリバリ働いていた。ダニカはネットを通じて知り合ったチャーリーと名乗る男性と1年間交際していたが、実際に会ったことは1回もなかった。そんなある日、妹のターニャが仮出所することになった。母親のローラと相談した結果、ダニカがターニャの面倒をしばらく見ることになった。ダニカのアパートにやって来たターニャは姉の暮らしぶりに感嘆したが、プライベート面では上手く行っていないと直観した。そして、「ダニカはチャーリーを名乗る人物に弄ばれているだけなのではないか」という疑念を抱いた。 本作はターニャが社会復帰するべく奮闘する傍ら、姉の恋愛の真実を暴き出していく姿を描き出す。 キャスト※ 括弧内は日本語吹替(オンデマンド配信版のみ収録)
その他の日本語吹き替え出演者 日本語版スタッフ
製作2018年3月5日、タイラー・ペリー監督の新作映画『The List』にティカ・サンプター、ティファニー・ハディッシュ、オマリ・ハードウィックが出演することになったと報じられた[4]。26日、ウーピー・ゴールドバーグがキャスト入りした[5]。27日、アンバー・ライリーが本作に出演するとの報道があった[6]。4月、本作の主要撮影がジョージア州アトランタで始まった[7][8]。 マーケティング・興行収入2018年6月13日、本作の劇中写真が初めて公開されると共に、タイトルが『The List』から『Nobody's Fool』に変更された[9]。18日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[10]。10月23日、本作のファイナル・トレイラーが公開された[11]。 本作は『くるみ割り人形と秘密の王国』及び『ボヘミアン・ラプソディ』と同じ週に封切られ、公開初週末に1440万ドル前後を稼ぎ出すと予想されていたが[12]、この予想は的中した。2018年11月2日、本作は全米2468館で公開され、公開初週末に1374万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場3位となった[13]。この数字はタイラー・ペリー監督作品の中で最低の数字であった[14]。 評価本作に対する批評家の評価は芳しいものではない。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには33件のレビューがあり、批評家支持率は24%、平均点は10点満点で4.2点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『クレイジー・グッド』には力強い2人の主演がおり、ティファニー・ハディッシュの才能が輝くシーンもいくつかある。しかし、それらはパッとしない結末の消化不良感を却って増大させている。」となっている[15]。また、Metacriticには11件のレビューがあり、加重平均値は39/100となっている[16]。なお、本作のCinemaScoreはA-となっている[17]。 出典
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