クイン・アレクサンダー・クック(Quinn Alexander Cook, 1993年3月23日 - )は、アメリカ合衆国ワシントンD.C.出身のバスケットボール選手。ポジションはポイントガード。
高校
フレッシュマン[1]、ソフィモア[2]、ジュニア[3] シーズンをメリーランド州ハイアッツビルのデマッサ・カトリック・ハイスクールでプレイし、この3シーズンでチームは85勝18敗を記録、ジュニアシーズンにはメリーランド州のランキング1位のチームとなった。チームメイトにはビクター・オラディポがいた。
シニアシーズンには全米屈指の強豪校であるオークヒル・アカデミーに転校[4]、チームは31勝4敗を記録[5]、クックは平均19.1得点、10.9アシスト、2.5スティールを記録し[6]、2011年のマクドナルド・オール・アメリカンに選ばれた[7]。
高校生アスリートのリクルート情報(アメリカのカレッジスポーツ)
氏名
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出身
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高校 / 大学
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身長
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体重
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コミット日
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クイン・クック PG
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ワシントンD.C
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オークヒル・アカデミー
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6 ft 0 in (1.83 m)
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180 lb (82 kg)
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2010年11月4日
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リクルート スターレーティング(英語版): Scout: Rivals: 247Sports: N/A ESPNグレード: 96
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2010年11月4日にデューク大学への進学を発表[8]、他にビラノバ大学、UCLA、ノースカロライナ大学といった選択肢があった[8]。クックはデューク大学を選択した理由を「デューク大学を選んだ理由はコーチKがいるから」と答えた。
クックはESPNから全米38位の選手[6]、Rivals.comから全米38位の選手[9]、Scout.comからは全米37位の選手にランクされた[10]。
クックは2011年クラスにデューク大学にリクルートされた5人の内の1人となった。他の4人はオースティン・リバース、アレックス・マーフィー、マーシャル・プラムリー、マイケル・グビニジェ。デューク大学の2011年クラスはESPNから全米で2番目に良いリクルーティングクラスであると評価された[11]。
大学
クックは膝の負傷のため、フレッシュマンシーズンのエキシビションゲーム全4試合を欠場した。2011年10月14日に行われたチーム恒例の紅白戦に出場、7得点、2アシストを記録しデューク大でのデビューとなった[12]。2011年12月30日に行われた西ミシガン大学戦でシーズン・ハイとなる16得点を記録、試合はデューク大学が勝利した[13]。2013年1月8日に行われたクレムソン大学戦でシーズン・ハイとなる27得点を記録、試合はデューク大学が勝利した[14]。2013年12月3日に行われたミシガン大学戦でシーズン・ハイとなる24得点を記録、試合はデューク大学が勝利した[15]。2015年2月21日に行われたクレムソン大学戦でシーズン・ハイとなる27得点を記録、試合はデューク大学が勝利した[16]。2015年のNCAAトーナメントで優勝、大学全米No.1に輝いた[17]。
大学スタッツ
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
2011-12
|
デューク大学
|
33 |
4 |
11.7 |
.405 |
.250 |
.776 |
1.0 |
1.9 |
.4 |
.1 |
4.4
|
2012-13
|
デューク大学
|
36 |
34 |
33.6 |
.416 |
.393 |
.877 |
3.8 |
5.3 |
1.4 |
.1 |
11.7
|
2013-14
|
デューク大学
|
35 |
22 |
29.8 |
.432 |
.371 |
.827 |
2.2 |
4.4 |
1.3 |
.0 |
11.6
|
2014-15
|
デューク大学
|
39 |
39 |
35.9 |
.458 |
.404 |
.885 |
3.3 |
2.8 |
1.0 |
.0 |
16.0
|
キャリア
|
143 |
112 |
27.8 |
.433 |
.377 |
.848 |
2.6 |
3.7 |
1.1 |
.1 |
10.9
|
NBAキャリア
カントン・チャージ、ダラス・マーベリックス
2015年のNBAドラフトではどのチームからも指名を受けなかった。その後オクラホマシティ・サンダーの一員としてオーランドのNBAサマーリーグ、クリーブランド・キャバリアーズの一員としてラスベガスでのサマーリーグに参加した[18]。2015年9月、クリーブランド・キャバリアーズと契約した[19]。プレシーズンゲームに6試合出場した後、10月24日にキャバリアーズからウェイブされた[20]。10月30日、クリーブランド・キャバリアーズと提携しているDリーグのカントン・チャージと契約した[21]。11月14日に行われたメイン・レッドクローズ戦で公式にプロデビューした。クックは15得点を記録したが、106-99で敗れた[22]。このシーズンクックはDリーグ新人王、オールNBA Dリーグ3rdチームに選出される。
2017年のDリーグ・オールスターゲームではMVPに選出された。その活躍もあって2017年2月26日、ダラス・マーベリックスと10日間契約を結んだ[23]。翌日行われたマイアミ・ヒート戦でNBAの公式戦にデビューした。クックは2得点、2アシスト、2リバウンドを記録、試合はマーベリックスが96-89で勝利した[24]。3月7日に行われたロサンゼルス・レイカーズ戦で10得点を記録、試合はマーベリックスが122-111で勝利した[25]。2017年3月8日、マーベリックスとの契約は更新されず再びカントン・チャージに戻った[26]。
ニューオーリンズ・ペリカンズ
2017年3月19日、ニューオーリンズ・ペリカンズと10日間契約を結んだ[27]。3月29日、ペリカンズと2度目の10日間契約を結んだ[28]。4月8日、ペリカンズとシーズン終了までの契約を結んだ[29]。翌日行われたゴールデンステート・ウォリアーズ戦でキャリア・ハイとなる22得点を記録、試合はウォリアーズに123-101で敗れた[30]。シーズン終了後、オールNBA Dリーグ1stチームに選出される。2017年7月25日、ペリカンズからウェイブされた[31]。
ゴールデンステート / サンタクルーズ・ウォリアーズ
アトランタ・ホークスと2017年のトレーニングキャンプの契約を結んだ。10月13日、ホークスからウェイブされプレシーズンのロスターに残ることはできなかった[32]。10月17日、ゴールデンステート・ウォリアーズとツー・ウェイ契約を結んだ。ステフィン・カリーの怪我に伴い、クックは急遽コールアップされ12月6日のシャーロット・ホーネッツ戦でキャリア初先発した。2018年3月16日に行われたサクラメント・キングス戦でキャリア・ハイとなる25得点を記録、試合はキングスに98-93で敗れた[33]。翌日3月17日に行われたフェニックス・サンズ戦で再びキャリア・ハイとなる28得点を記録、試合はウォリアーズが124-109で勝利した[34]。3月29日に行われたミルウォーキー・バックス戦でキャリア・ハイとなる30得点を記録、試合はバックスに116-107で敗れた[35]。NBAゲータレード・リーグでは前身のDリーグも含め、下部リーグ史上初となる50-40-90を達成した[36]。4月10日、ウォリアーズと2年契約を締結した[37]。
ロサンゼルス・レイカーズ
2019年7月6日、ロサンゼルス・レイカーズと契約した[38]。2019-20シーズンのレイカーズはNBAファイナルまで勝ち進み、6試合でマイアミ・ヒートに勝利しクックは2度目のNBAチャンピオンを獲得した。2020年11月19日、レイカーズから解雇されたが[39][40]、同年12月4日にレイカーズと再契約を結んだ[41]。2021年2月24日にレイカーズから解雇された[42]。
クリーブランド・キャバリアーズ
2021年3月12日にクリーブランド・キャバリアーズと10日間契約を結んだ[43]。
海外リーグへ
2021-22シーズン開幕前にポートランド・トレイルブレイザーズのシーズンキャンプに参加するも解雇。2021年10月26日にBCロコモティフ・クバンと契約した[44]。
個人成績
NBAレギュラーシーズン
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
2016–17
|
DAL
|
5 |
0 |
15.4 |
.440 |
.357 |
.000 |
.6 |
2.4 |
.2 |
.0 |
5.4
|
2016–17
|
NOP
|
9 |
0 |
12.3 |
.537 |
.500 |
.667 |
.4 |
1.6 |
.3 |
.0 |
5.8
|
2017–18
|
GSW
|
33 |
18 |
22.4 |
.484 |
.442 |
.880 |
2.5 |
2.7 |
.4 |
.0 |
9.5
|
2018–19
|
GSW
|
74 |
10 |
14.3 |
.465 |
.405 |
.769 |
2.1 |
1.6 |
.3 |
.0 |
6.9
|
2019–20
|
LAL
|
44 |
1 |
11.5 |
.425 |
.365 |
.786 |
1.2 |
1.1 |
.3 |
.0 |
5.1
|
2020–21
|
LAL
|
16 |
0 |
3.9 |
.462 |
.385 |
.800 |
.3 |
.3 |
.1 |
.1 |
2.1
|
キャリア
|
181 |
29 |
14.1 |
.463 |
.407 |
.787 |
1.7 |
1.6 |
.3 |
.0 |
6.4
|
プレーオフ
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
2018
|
GSW
|
17 |
0 |
10.3 |
.448 |
.226 |
.824 |
1.4 |
.6 |
.2 |
.1 |
4.8
|
2019
|
GSW
|
17 |
0 |
11.4 |
.400 |
.324 |
1.000 |
1.1 |
.7 |
.2 |
.1 |
4.2
|
2020
|
LAL
|
6 |
0 |
4.0 |
.500 |
.500 |
1.000 |
.2 |
.8 |
.0 |
.0 |
2.2
|
キャリア
|
40 |
0 |
9.8 |
.429 |
.290 |
.864 |
1.1 |
.7 |
.2 |
.1 |
4.1
|
脚注
- ^ “DeMatha High School (Hyattsville, MD) 07-08 Basketball Roster”. Maxpreps.com (2008年2月24日). 2013年10月20日閲覧。
- ^ “Quinn Cook's (Hyattsville, MD) High School Timeline”. MaxPreps.com (2010年3月14日). 2013年10月20日閲覧。
- ^ “Quinn Cook's (Hyattsville, MD) High School Timeline”. MaxPreps.com (2010年3月14日). 2013年10月20日閲覧。
- ^ Koubaroulis, B.J. (2010年6月29日). “Quinn Cook to transfer from DeMatha to Oak Hill”. Washingtonpost.com. https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/06/28/AR2010062803414.html 2013年10月20日閲覧。
- ^ “Quinn Cook's (Mouth of Wilson, VA) High School Timeline”. MaxPreps.com (2011年4月2日). 2013年10月20日閲覧。
- ^ a b “Quinn Cook - Basketball Recruiting - Player Profiles - ESPN”. Espn.go.com. 2013年10月20日閲覧。
- ^ “Recruiting Nation Basketball - ESPN”. Rise.espn.go.com. 2011年7月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月20日閲覧。
- ^ a b “Duke lands four-star PG Quinn Cook - ESPN”. Sports.espn.go.com (2010年11月4日). 2013年10月20日閲覧。
- ^ “Quinn Cook - Yahoo! Sports”. Rivals.yahoo.com (2011年4月20日). 2013年10月20日閲覧。
- ^ “Scout.com: Quinn Cook Profile”. Scouthoops.scout.com. 2013年10月20日閲覧。
- ^ “2014 Basketball Class Rankings - ESPN”. Insider.espn.go.com. 2013年10月20日閲覧。
- ^ “Box Score: Blue 56, White 53 - Duke University Blue Devils | Official Athletics Site”. GoDuke.com. 2013年10月20日閲覧。
- ^ Quinn Cook 2011-12 Game Log College Basketball at Sports-Reference.com. 2018年3月27日閲覧。
- ^ Quinn Cook 2012-13 Game Log College Basketball at Sports-Reference.com. 2018年3月27日閲覧。
- ^ Quinn Cook 2013-14 Game Log College Basketball at Sports-Reference.com. 2018年3月27日閲覧。
- ^ Quinn Cook 2014-15 Game Log College Basketball at Sports-Reference.com. 2018年3月27日閲覧。
- ^ 2015 NCAA Men's Basketball Tournament NCAA.com. 2018年3月27日閲覧。
- ^ “Quinn Cook signs on to play in NBA summer league”. NBA.com (June 27, 2015). June 27, 2015閲覧。
- ^ “Cavaliers Announce 2015-16 Training Camp Roster”. NBA.com (September 28, 2015). September 29, 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。September 28, 2015閲覧。
- ^ “Cavaliers Waive Quinn Cook”. NBA.com (October 24, 2015). October 24, 2015閲覧。
- ^ “D-League Draft on Saturday as Charge finalize training camp roster”. CantonRep.com (October 30, 2015). November 1, 2015閲覧。
- ^ “Red Claws Avoid Canton’s Charge”. NBA.com (November 14, 2015). February 5, 2016閲覧。
- ^ “Mavs sign Quinn Cook to 10-day contract”. Mavs.com (February 26, 2017). February 26, 2017閲覧。
- ^ “Heat vs. Mavericks Box Score”. ESPN.com (February 27, 2017). February 27, 2017閲覧。
- ^ “Nowitzki tops 30,000 points, Mavs roll past Lakers, 122-111”. ESPN.com (March 7, 2017). March 8, 2017閲覧。
- ^ “NBA D-League Transactions”. NBA.com. March 9, 2017閲覧。
- ^ “Pelicans Sign Quinn Cook to a 10-Day Contract”. NBA.com (March 19, 2017). March 19, 2017閲覧。
- ^ “Pelicans Sign Quinn Cook to Second 10-Day Contract”. NBA.com (March 29, 2017). March 29, 2017閲覧。
- ^ “Pelicans Sign Quinn Cook for Remainder of 2016-17 Season”. NBA.com (April 8, 2017). April 8, 2017閲覧。
- ^ “Durant shines in return from 19-game absence, knee injury”. ESPN.com (April 9, 2017). April 9, 2017閲覧。
- ^ “Pelicans Waive Quinn Cook and Axel Toupane”. NBA.com (July 25, 2017). July 25, 2017閲覧。
- ^ “Hawks Waive Cavanaugh, Cook and Evans”. NBA.com (October 13, 2017). October 14, 2017閲覧。
- ^ “Injured Warriors play short, don't have enough against Kings”. ESPN.com (March 16, 2017). March 16, 2017閲覧。
- ^ “Cook, Green lead depleted Warriors past Suns 124-109”. ESPN.com (March 18, 2017). March 18, 2017閲覧。
- ^ “Kevin Durant ejected in return as Bucks rout Warriors” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年3月29日). 2018年3月31日閲覧。
- ^ Ian Pierno (2018年4月2日). “Quinn Cook Becomes First G-League Player to Shoot 50/40/90 in a Season” (英語). slamonline.com. SLAM Magazine. 2018年4月8日閲覧。
- ^ Connor Letourneau (2018年4月10日). “Warriors sign Quinn Cook to multi-year contract” (英語). sfgate.com. San Francisco Chronicle. 2018年4月11日閲覧。
- ^ “Lakers Sign Quinn Cook, DeMarcus Cousins, and Danny Green” (July 6, 2019). 2020年12月5日閲覧。
- ^ “Lakers Waive Quinn Cook”. NBA.com (November 19, 2020). November 19, 2020閲覧。
- ^ “Lakers to Waive Quinn Cook”. SLAM (November 19, 2020). November 19, 2020閲覧。
- ^ “Lakers Re-sign Quinn Cook” (英語). nba.com (2020年12月4日). 2020年12月5日閲覧。
- ^ “Lakers Waive Quinn Cook”. NBA.com (February 24, 2021). February 25, 2021閲覧。
- ^ “Cavaliers Sign Quinn Cook to 10-Day Contract”. NBA.com (March 12, 2021). March 12, 2021閲覧。
- ^ “2度のNBA制覇を経験したクイン・クックがロシアのチームと契約”. バスケットボールキング (2021年10月27日). 2021年10月27日閲覧。
外部リンク