ギギ
ギギ(義義、黄顙魚[1]、䱩[1]、鱨、学名: Pelteobagrus nudiceps)は、ナマズ目ギギ科ギバチ属[2]あるいはコイ目ギギ科[3]の魚。琵琶湖、岡山県、広島県でギギおよびギギウ、岐阜県でクロイカおよびクロザスと呼ぶ[2]。 特徴全長は30cmにもなるなど、日本在来のギギ科としては最大[3]。同じギギ科のギバチに似ているが、ギギは尾びれが2叉になっているので区別できる[3]。背びれに1棘7軟条、尻びれに20軟条、腹びれに6軟条、触鬚が4対。上顎に2対、下顎に2対、合計8本の口ひげがある。 腹びれの棘と基底の骨をすり合わせ、「ギーギー」と低い音を出す[2]。背びれや胸びれの棘は硬く鋭い[2]。 生態昼間は岩陰に潜み、夜間に底生動物やエビ、小魚などを食べ、5月から8月にかけて産卵する[2][3]。 直径約2mmの強い粘着性のある黄褐色の卵は、1200粒から2100粒ほど産卵された後に約70時間で孵化し、体長5mm程度の稚魚となる。稚魚は1週間で卵黄を吸収し、9mm程度まで成長すると、摂食を開始する。 生息域近畿地方以西の本州、四国の吉野川、仁淀川水系、九州の北東部[2][3] 利用出典 |