キスム(スワヒリ語: Wilaya ya Kisumu、ルオ語:Kisumo Pacho)は、ケニア南西部のニャンザ州北東部のカウンティ。中心都市はキスム。面積は2085.9km2、2009年の人口は96万8879人、人口密度は464.5人/km2。
西はビクトリア湖に面する。
人口
隣接カウンティ
主要都市
語源
キスムはルオ語で「交易所」を表す。
地理
東部にナンディ絶壁、中部にカノ平野、西部に向かい丘になっている。カノ平野には肥沃な黒綿土が広がる。主にキシアン地区に多くの残丘が分布する。主にセメ副郡でキトゥ・ミカイ(英語版)が見られる。
気候
- 年間平均降水量:1200~1300mm
- キスムは雷雨が多い。
- 雨季の午後の中頃に雨が多い。
- 年間平均気温:23.0℃
- 気温推移:20.0~35.0℃
- 湿度は一年を通して比較的高い[3]。
政治
現在の知事であるジャクトン・ラングマに知事選で敗れたルス・オディンガは、第2代首相のライラ・オディンガの妹である。
経済
漁業
ビクトリア湖に布袋葵が繁殖したことで、漁獲高が減っている。
農業
カノ平野ではニャンド川の水で灌漑を行い米を栽培している。ニャンド川は毎年洪水を起こし多くの住民が行方不明になるが、同時に肥沃な土地をもたらす。カノ平野の北端~東端では砂糖黍を栽培している。他にも大豆や豆、薩摩芋が栽培される。
工業
キスム市と周辺地域では軽工業工場が幾つか存在する。繊維や糖蜜、魚や農作物の加工を行っている。キボス町、ミワニ町、チェメリル町、ムホロニ町には砂糖黍工場がある。
サービス
キスム市はケニア西部の商業の中心地である。
交通・通信
交通
通信
携帯電話が普及している。
の4社が主要通信企業である。
観光
教育
- ナイロビ大学
- マセノ大学
- 大湖大学
- キスム技術大学
民族
- ルオ人:カウンティの人口の殆どを占める。国内第3の民族であり、東アフリカでも最大の民族の1つである。
- ルヒャ人(英語版)
- インド人:鉄道建設のために移住し、そのままキスム市に住み着いた。
言語
ルオ語が支配的だが、スワヒリ語や英語もカウンティ外の人と話す場合に用いられる。
著名人
脚注
外部リンク
座標: 南緯0度15分 東経34度55分 / 南緯0.250度 東経34.917度 / -0.250; 34.917