カブサ(アラビア語: كبسة)は、イエメン発祥のアラブ世界の伝統的な炊き込みご飯である。カタールやバーレーンなどの湾岸諸国ではマクブース(マチブース)と呼ばれている[1]。名前の由来はアラビア語で「押し込む、詰め込む、ぎゅうぎゅう詰めにする」といった意味を持つ(kabasa、アラビア語: كبس)という語とされている。
カブサで使用する香辛料はどの国でも購入することができるが、使う香辛料によって味も変化する。一般的に使用する香辛料は黒胡椒、カルダモン、シナモン、乾燥ライムなどである[2]。
カブサ用の肉はハドラマウト発祥のマンディ(英語版)という肉料理と調理方法は同一であり、大きい皿に香辛料や米、アーモンド、レーズンを混ぜ合わせる[3]。肉を焼く際、調理中に蓋をするアースオーブン(英語版)が使用される。焼き終わると仕上げにトマトソースをかける。
パレスチナでは野菜も混ぜ合わせる。サウジアラビアで調理すると赤茶色になるが、国によって、色は異なる。
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脚注