第5代セント・オールバンズ公爵オーブリー・ボークラーク(英語: Aubrey Beauclerk, 5th Duke of St Albans、1740年6月3日 – 1802年2月9日)は、イギリスの地主、古物収集家、芸術品収集家。
生涯
初代ヴィアー男爵ヴィアー・ボークラーク(初代セント・オールバンズ公チャールズの三男)とメアリー・チャンバーズ(Mary Chambers、1714年頃 – 1783年1月21日)の四男(長男から三男までは夭折)として、1740年6月3日に生まれた[1]。
1761年イギリス総選挙でセットフォード選挙区(英語版)から出馬して当選、1768年イギリス総選挙でアルドバラ選挙区(英語版)に鞍替えして再選した後、1774年イギリス総選挙で出馬せず庶民院議員を退任した[2]。議会では最初は立場がはっきりせず、1764年の投票記録ではグレンヴィル派(英語版)に反対したことを示しているが、同年にニューカッスル公爵が作成した議員リストではニューカッスル派に属するとしつつ「疑わしい」とした[2]。1768年に選挙協力を得た後はロッキンガム派(英語版)として投票したが、政治自体への興味に乏しく、議会で演説した記録はなかったという[2]。
1781年10月21日に父が死去すると、ヴィアー男爵の爵位を継承した[1]。さらに1787年2月10日に伯父ウィリアムの孫にあたる第4代セント・オールバンズ公爵ジョージ・ボークラークが死去すると、セント・オールバンズ公爵の爵位を継承した[1]。
1802年2月9日に死去、長男オーブリーが爵位を継承した[1]。
家族
1763年5月4日、キャサリン・ポンソンビー(英語版)(1789年9月4日没、第2代ベスバラ伯爵ウィリアム・ポンソンビー(英語版)の娘)と結婚[1]、下記の子女を儲けた。
- オーブリー(1765年 – 1815年) - 第6代セント・オールバンズ公爵、子供あり
- ウィリアム(1766年 – 1825年) - 第8代セント・オールバンズ公爵、子供あり
- キャサリン・エリザベス(1768年頃 – 1803年7月) - 1802年9月1日、ジェームズ・バーゲス(James Burgess)と結婚
- アメリアス(英語版)(1771年 – 1846年) - 海軍軍人、生涯未婚
- フレデリック(英語版)(1773年 – 1850年) - クリケット選手、子供あり
- キャロライン(1775年頃 – 1838年11月23日) - チャールズ・ダンダス(初代ダンダス男爵トマス・ダンダス(英語版)の息子)と結婚、子供あり
- ジョージアナ(1776年 – 1791年10月17日) - 生涯未婚
脚注