オースティン・ブライス
オースティン・ロバート・ブライス(Austin Robert Brice, 1992年6月19日 - )は、香港出身のアメリカ合衆国の元プロ野球選手(投手)。右投右打。 経歴プロ入り前建設業界で働く父親が赴任していた香港で生まれ[1]、アメリカ合衆国ノースカロライナ州で育った。 プロ入りとマーリンズ時代2010年のMLBドラフト9巡目(全体287位)でフロリダ・マーリンズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・マーリンズでプロデビュー。6試合に登板して0勝1敗、防御率4.32、8奪三振を記録した。 2011年もルーキー級ガルフ・コーストリーグ・マーリンズでプレーし、11試合(先発9試合)に登板して6勝0敗、防御率2.96、55奪三振を記録した。 2012年はA級グリーンズボロ・グラスホッパーズでプレーし、25試合(先発19試合)に登板して8勝6敗3セーブ、防御率4.35、122奪三振を記録した。 2013年もA級グリーンズボロでプレーし、26試合(先発23試合)に登板して8勝11敗、防御率5.73、111奪三振を記録した。 2014年はA+級ジュピター・ハンマーヘッズでプレーし、25試合(先発24試合)に登板して8勝9敗、防御率3.60、109奪三振を記録した。 2015年はAA級ジャクソンビル・サンズでプレーし、25試合に先発登板して6勝9敗、防御率4.67、127奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、メサ・ソーラーソックスに所属した。11月20日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[2]。 2016年、マイナーではAA級ジャクソンビルとAAA級ニューオーリンズ・ゼファーズでプレーし、8月12日にメジャー初昇格を果たした。同日のシカゴ・ホワイトソックス戦でメジャーデビュー[3]。この年メジャーでは15試合に登板して0勝1敗、防御率7.07、14奪三振を記録した。 レッズ時代2017年1月19日にダン・ストレイリーとのトレードで、ルイス・カスティーヨ、アイザイア・ホワイトと共にシンシナティ・レッズへ移籍した[4]。この年は22試合に登板して防御率4.96、26奪三振を記録した。 2018年は33試合に登板して2勝3敗、防御率5.79、32奪三振を記録した。 マーリンズ復帰2018年11月2日にウェイバー公示を経てロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した[5]。だがこの後、2019年1月4日にボルチモア・オリオールズ[6]、2月4日にマイアミ・マーリンズへといずれもDFAの後にウェイバー公示を経て目まぐるしく移籍を繰り返した[7]。 2019年は36試合に登板して1勝0敗、防御率3.43、46奪三振を記録した[8]。 2020年1月7日にコーリー・ディッカーソンの加入に伴ってDFAとなった[9]。 レッドソックス時代2020年1月10日にウェイバー公示を経てボストン・レッドソックスへ移籍した[10]。この年は21試合(先発1試合)に登板して1勝0敗、防御率5.95、25奪三振を記録した。 2021年は開幕から中継ぎとして12試合に登板していたが、5月21日にDFAとなり[11]、25日にマイナー契約で傘下のAAA級ウースター・レッドソックスへ配属された[12]。7月10日に再びメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りしたが[13]、1試合登板後の7月16日に再びDFAとなり[14]、翌17日にマイナー契約でAAA級ウースターへ配属された[15]。10月15日にFAとなった[8]。 パイレーツ時代2022年3月16日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結んだ[8]。メジャーでは6月と8月に2試合ずつ登板した。オフの10月6日にFAとなった[8]。 ダイヤモンドバックス傘下時代2022年12月1日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ[8]。 2023年はAAA級リノ・エーシズで開幕を迎えたが、5試合に登板して防御率24.00という結果に終わり、4月17日に自由契約となった[8]。 ツインズ傘下時代2023年5月20日にミネソタ・ツインズとマイナー契約を結んだ[8]。AAA級セントポール・セインツで32試合に登板し、3勝1敗、防御率5.54を記録した。オフの11月6日にFAとなった[8]。 フィリーズ傘下時代2024年2月18日にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結んだ[8]。AAA級リーハイバレー・アイアンピッグスで2試合に登板したが、0勝1敗、防御率7.71と結果を残せず、4月7日に自由契約となった[8]。 ツインズ傘下時代2024年5月9日にミネソタ・ツインズとマイナー契約を結んだ[16]。AA級ウィチタ・ウィンドサージで7試合に登板して防御率1.08と結果を残し、AAA級セントポール・セインツに昇格したが、8試合に登板して防御率35.31と全く通用せず、7月15日に現役引退を発表した[17]。 投球スタイル詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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