エグバート・ウォーカーエグバート・ハミルトン・ウォーカー(Egbert Hamilton Walker、1899年6月12日 - 1991年3月10日[1] )はアメリカ合衆国の植物学者である。沖縄、琉球諸島などの植物を研究した。 略歴シカゴに生まれた。2歳のときにポリオに罹患し、障害が残った。ミシガン大学、ウィスコンシン大学で学び、1940年にジョンズ・ホプキンス大学から博士号を得た。ウィスコンシン大学を卒業後、1928年からスミソニアン研究所の国立自然史博物館で働き始め、学芸員を務めた。球諸島科学調査プログラム (SIRI=Scientific Investigations of the Ryukyu Islands)の植物調査部門主任調査官に任じられ、1951年に初めて沖縄を訪れ、その後も何度も琉球諸島をフィールドワークし、1976年に"Flora of Okinawa and the southern Ryukyu Islands."(Edición ilustrada de Smithsonian Institution Press, 1.159 pp. ISBN 0-87474-145-9)を出版した[2]。その研究範囲は琉球諸島に留まらず、ニュージーランド、日本列島、フィリピン、ハワイ、グアム他、太平洋の島、太平洋沿岸諸国に及んだ[3]。ワシントン植物学会の会長を務め、日本植物学会の会員でもあった。 キク科の植物の種名、ヨナクニイソノギク(Aster asagrayi Makino var. walkeri Kitam.)などに献名されている。 著作
参考文献
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