ウジェニー・ブランシャール(Eugénie Blanchard、1896年2月16日 - 2010年11月4日)は、かつて世界最高齢だったフランスの女性。2010年5月2日に日本の知念カマが死去したことにより世界最高齢となった。
来歴
1896年、サン・バルテルミー島のメルレ近郊にて13人兄弟のもとに生誕。スウェーデン領であったサン・バルテルミー島がフランスに買い戻された18年後に生まれている。33歳の時にオランダ領アンティルのキュラソー島に移住し修道女となった[1][2]。60歳の時にサン・バルテルミー島に戻り、1980年まで自宅で暮らし[1]、その後介護老人保健施設に移った[1]。健康状態は良好だが目が不自由であり、視力が非常に弱い[1]。お菓子売りをしていたので、近所の子供からは「Douchy」と呼ばれていた[1]。晩年も時折シャンパンをたしなんだという[3]。
2010年11月4日にサン・バルテルミー島の病院で死去し、世界最高齢はブラジルのマリア・ゴメス・ヴァレンチンとなった。しかし当時はヴァレンチンの年齢が公式に認定されておらず、最高齢はアメリカ合衆国テキサス州在住のユーニス・サンボーンとなったとされた[4]。
長寿
彼女の死去した2010年11月時点ではフランス人の中でジャンヌ・カルマンとマリー・ブレモンに次ぐ歴代3番目の長寿であった。また、フランス海外準県であるサン・バルテルミー島出身の人物としては現在も歴代最高齢である(同島は1878年から2007年までは法的にカリブ海のグアドループ県の一部であった)。
長寿記録
脚注
外部リンク
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1960年代以前没 | |
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1970年代没 | |
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1980年代没 | |
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1990年代没 | |
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2000年代没 | |
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2010年代没 | |
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2020年代没 | |
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現在の世界最高齢者 | |
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