ウォータクティクス

ウォータクティクス
2009年2月14日 京都競馬場
現役期間 2007年 - 2011年
欧字表記 War Tactics
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 2005年2月6日(19歳)
登録日 2007年4月25日
抹消日 2011年6月2日
ウォーエンブレム
アドマイヤハッピー
母の父 トニービン
生国 日本の旗 日本北海道勇払郡早来町
生産者 ノーザンファーム
馬主 (有)サンデーレーシング
調教師 池江泰寿栗東
競走成績
生涯成績 14戦6勝
獲得賞金 1億865万1000円
テンプレートを表示

ウォータクティクスとは、日本競走馬である。おもな勝ち鞍は2009年アンタレスステークス。クラブ募集価格は100万円×40口の4000万円。名前の由来は父名+「戦略」。

戦績

2007年11月京都デビュー。マイペースで逃げるも直線で交わされ3着敗退。この後、両前脚のソエのため5ヵ月の休養をとる。

2008年4月福島未勝利戦にて復帰、直線馬なりのまま後続に2秒以上の着差をつけ圧勝。これ以後はダート路線に的を絞り、500万下、1000万下、1600万下と条件戦を立て続けに連勝。しかも、全て後続に0.7秒以上の差をつけるという圧勝であった。

2009年2月初のオープン競走となるアルデバランステークスに出走。ここでも積極的にハナを奪いにいき、道中は後続に1馬身のリードを保ちながら逃げ、カフェオリンポスをハナ差で押さえ切り、圧倒的1番人気に応えた。

4月26日、初の重賞競走となるアンタレスステークスに出走。ダートで負けなしの5連勝の勢いを買われて2番人気に支持された。レースは前日の雨の影響で重馬場というコンディションの中、1番人気のワンダースピードの追撃を抑え、1分47秒8のレコードタイムで優勝し、重賞初挑戦初制覇を果たした。その後、ダート7連勝を懸けて5月24日東海ステークスに1番人気で出走。レースでは1周目の1コーナー付近で先頭に立つも2周目の3コーナー付近でズルズルと後退、16着と殿負けに終わり、ダート初黒星を喫した。その後、休養を挟んで9月21日エルムステークスに出走を予定していたが、蕁麻疹のため出走取消となった。仕切り直しで挑んだ10月6日白山大賞典は1番人気に推されたものの、6着に敗れた。続く11月21日トパーズステークスでは2番手追走も直線で失速し5着に敗れた。

2010年1月24日平安ステークスから始動。道中3番手でレースを進めたが、直線で失速し8着に敗れた。続くマーチステークスでは3番手でレースを進め、4コーナーで先頭に並びかけたが、直線で伸び切れず7着に敗れた。その後、連覇のかかったアンタレスステークスでは先団追走も失速しブービーの14着に終わった。

この後、1年の休養をとり、2011年4月24日のアンタレスステークスで復帰。先手を奪って逃げるも失速し10着。

2011年6月2日をもって競走馬登録を抹消[1]。現在は三重大学で乗馬となっている。

競走成績

年月日 競馬場 競走名


オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
3F
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2007 11. 11 京都 2歳新馬 10 7 7 04.0(3人) 03着 藤田伸二 55 芝1800m(良) 01:51.1(34.7) 0.2 ダイシンプラン
2008 4. 12 福島 3歳未勝利 15 2 2 01.6(1人) 01着 中舘英二 56 ダ1700m(稍) 01:45.1(37.5) -2.1 (マイネルアルセーヌ)
10. 26 京都 3歳上500万下 13 7 10 02.1(1人) 01着 武豊 55 ダ1800m(稍) 01:50.8(37.6) -0.7 (トーセンスターン)
11. 24 京都 3歳上1000万下 16 7 13 01.4(1人) 01着 藤田伸二 55 ダ1800m(良) 01:51.8(37.0) -1.0 (グッドフロマージュ)
12. 28 中山 フェアウェルS 1600万下 16 1 2 01.6(1人) 01着 藤田伸二 56 ダ1800m(良) 01:52.0(38.1) -0.9 (パピヨンシチー)
2009 2. 14 京都 アルデバランS OP 16 8 15 01.4(1人) 01着 武豊 56 ダ1800m(重) 01:49.2(37.4) -0.0 カフェオリンポス
4. 26 京都 アンタレスS GIII 16 2 4 04.2(2人) 01着 川田将雅 56 ダ1800m(重) R1:47.8(36.3) -0.3 ワンダースピード
5. 24 中京 東海S GII 16 5 10 02.3(1人) 16着 川田将雅 57 ダ2300m(良) 02:27.2(39.5) 3.5 ワンダースピード
9. 21 新潟 エルムS GIII 15 1 1 取消 藤田伸二 57 ダ1800m(良) 出走取消 マチカネニホンバレ
10. 6 金沢 白山大賞典 JpnIII 9 5 5 02.1(1人) 06着 藤田伸二 57 ダ2100m(良) 02:16.9(-) 3.4 アドマイヤスバル
11. 21 京都 トパーズS OP 16 3 6 03.7(2人) 05着 C.ルメール 57 ダ1800m(良) 01:50.7(38.3) 1.1 シルクメビウス
2010 1. 24 京都 平安S GIII 12 7 11 04.3(2人) 08着 藤田伸二 57 ダ1800m(良) 01:52.3(38.4) 1.2 ロールオブザダイス
3. 28 中山 マーチS GIII 16 7 13 16.3(8人) 07着 中舘英二 57 ダ1800m(稍) 01:52.5(38.8) 0.8 マコトスパルビエロ
4. 25 京都 アンタレスS GIII 15 2 2 25.8(6人) 14着 岡部誠 57 ダ1800m(良) 01:52.3(39.4) 2.6 ダイシンオレンジ
2011 4. 24 京都 アンタレスS GIII 13 4 5 41.5(7人) 10着 北村友一 56 ダ1800m(重) 01:50.0(38.0) 1.9 ゴルトブリッツ

※タイム欄のRはレコード勝ちを示す。

血統表

ウォータクティクス血統ミスタープロスペクター系/アウトブリード (血統表の出典)[§ 1]

*ウォーエンブレム
War Emblem
1999 青鹿毛
父の父
Our Emblem
1991 黒鹿毛
Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
Personal Ensign Private Account
Grecian Banner
父の母
Sweetest Lady
1990 鹿毛
Lord at War General
Luna de Miel
Sweetest Roman The Pruner
I Also

アドマイヤハッピー
1998
鹿毛
*トニービン
Tony Bin
1983 鹿毛
*カンパラ Kalamoun
State Pension
Severn Bridge Hornbeam
Priddy Fair
母の母
カーリーエンジェル
1990 栗毛
*ジャッジアンジェルーチ *オネストプレジャー
Victorian Queen
ダイナカール *ノーザンテースト
シャダイフェザーF-No.8-f
出典
  1. ^ [2]


脚注

  1. ^ ウォータクティクス引退、乗馬に”. ラジオNIKKEI. 2022年7月31日閲覧。
  2. ^ 血統情報:5代血統表|ウォータクティクス|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2022年2月1日閲覧。

外部リンク