イディアサバル
イディアサバル (スペイン語: Idiazábal)は、スペインのバスク州およびナバラ州北西部で生産される、ヒツジの乳を原料としたチーズ[2]。セミハードタイプに分類される[2]。濃いオレンジ色の表皮を持ち、中身は締まっており気孔が見られる[2](色は淡黄色[5])。味は若干の辛味[3]と酸味[5]を帯びる。長く熟成させるとセミハードを通り越してハードタイプといった方がよい状態になる[5]。 製造にあたっては地元のヒツジの乳を使用し、凝固剤に子羊の塩漬け(部位は胃袋[5])を使用するという特徴がある[2]。出荷前に10日ほどスモークしたものもあり、木材はブナやサンザシを用いる[6]。日本で流通しているものはほとんどがスモークしたもので、現地では逆にスモークしていないものが多いという[5]。 広範囲で製造されているため、DO認定の際はまずどの名称(地名)で申請するかで議論があったが、結局イディアサバル(村の名前[2]。en:Idiazabal)に決定し、1987年に認定されたという経緯がある[4]。ヨーロッパの食の遺産に認定されている[3]。 脚注
外部リンク
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