アルフレッド・ニュートン
アルフレッド・ニュートン (Alfred Newton, 1829年6月11日 ジュネーブ – 1907年6月7日 ケンブリッジ)は、イギリスの動物学者で鳥類学者。国外で調査後、母校で研究職に就くと、ケンブリッジ大学はえぬきの初の動物学教授となり、1866年から没する1907年まで比較解剖学教授職を務める。 この間に1856年創刊のイギリス鳥学会機関誌で査読付き専門誌の編集長(Ibis 1865年–1870年)を務めたほか、『ブリタニカ百科事典』第9版(1875年 - 1889年全24巻)の鳥類の項目を執筆。また『鳥類事典』全4巻(Dictionary of Birds 1893年–1896年)をまとめた。 1900年にはロイヤル・メダル(王立協会)ならびにリンネ・メダル(リンネ協会)を受ける。イギリス鳥学会の創設メンバーのひとりであった。王立協会フェロー(FRS、HFRSE)、ロンドン動物学会フェロー。 略歴父ウィリアム・ニュートン、母エライザ・ミルンズの間に1829年、ジュネーブで生まれる。1854年にケンブリッジ大学のモードリン・カレッジ「探検家会員」になるとラップランド、アイスランド、スバールバル諸島、西インド諸島、アメリカなど世界の多くの地域を訪れた。ケンブリッジ大学に奉職、1866年から動物学と比較解剖学の初代教授職につくと終生、その地位を保った。 弟エドワードが暮らすマスカリン諸島から標本を取り寄せ、鳥類の研究に多くの時間を費やす。中にはドードーなど、のちに絶滅が確認されるものもあり、ロドリゲスドードー (Pezophaps solitaria)の標本を送らせている。ロドリゲス島に固有の Newton's parakeet(Psittacula exsul )、英語名はRodrigues parakeet または Rodrigues ring-necked parakeet ともいうが、1872年にニュートンが初めて論文を記述し、1875年に絶滅した。 1900年、鳥類学と動物学に寄せた貢献に対してロンドン・リンネ協会よりリンネ・メダルを受ける。 著作ほか
参考文献
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