アルネ・スロット(Arne Slot、1978年9月17日 - )は、オランダ・オーファーアイセル州ベルヘンセイム出身の元サッカー選手でありサッカー指導者。ポジションはMF。
監督経歴
PECズヴォレで公式戦200試合以上に出場し、同クラブで現役引退後、指導者に転身した。最初はPECズヴォレでユース年代の指導を行い、2014年にSCカンブールのアシスタントコーチとしてトップチームの指揮に携わった。2016年、前任監督の解任に伴いシプケ・ハルショフと共に共同監督に就任。2人の指揮の下、アヤックスとFCユトレヒトに歴史的な勝利を収め、クラブ史上初めてKNVBカップ準決勝進出を決めた。準決勝ではAZアルクマールにPK戦の末に敗れた。
AZアルクマール
2017年、AZアルクマールのアシスタントコーチに就任。2年間アシスタントを務めた後、2019年に監督に昇格した[1]。2019-20シーズンのエールディビジは得失点差でアヤックスに次ぐ2位となっていたが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響で中止となる。UEFAヨーロッパリーグではグループリーグを突破し、ベスト32までクラブを押し上げた。翌シーズン中の2020年12月5日、事前報告無しにフェイエノールトと監督就任交渉を行ったため解任された
[2]。
フェイエノールト
2021年、フェイエノールトの監督に就任。就任初年度の2021-22シーズンUEFAヨーロッパカンファレンスリーグではクラブを20年ぶりに欧州カップ戦決勝へと導く。決勝ではジョゼ・モウリーニョ率いるASローマに1-0で敗れ準優勝となる[3]。同シーズンのエールディビジは3位で終えたが、年間最優秀監督に贈られるリヌス・ミヘルス・アワードを受賞した。2022-23シーズンのUEFAヨーロッパリーグではベスト8に進出すると、再びASローマと対戦。2戦合計2-4で敗退が決まった。エールディビジは6年ぶり11度目となる優勝を果たし[4]、2年連続でリヌス・ミヘルス・アワードを受賞した。2023-24シーズンのUEFAチャンピオンズリーグはグループステージを3位で終え敗退。UEFAヨーロッパリーグ決勝トーナメントプレーオフにまわると、3年連続でASローマとの対戦が実現。2戦合計2-2の末、PK戦で敗れ敗退した[5]。KNVBカップでは決勝に進出すると、NECナイメヘンを破り6年ぶり14度目の優勝を果たした[6]。エールディビジでは優勝した昨シーズンを上回る84ポイントを獲得するも、PSVアイントホーフェンに次ぐ2位で終えた。
リヴァプール
2024年、ユルゲン・クロップの後任としてリヴァプールFCの監督に就任[7]。
タイトル
選手時代
- PECズヴォレ
監督時代
- フェイエノールト
脚注
外部リンク