アフガニスタン地震 (2015年)
アフガニスタン地震(アフガニスタンじしん)は、2015年10月26日午後1時半すぎ(現地時間)にアフガニスタン北東部のバダフシャーン州を震源としたマグニチュード7.5の地震[3]。 概要震源はアフガニスタンのカブールから北東方向でおよそ254kmの位置(ヒンドゥークシュ地方ジャルム付近)にあり、その深さはおよそ231キロ[1][4][5]。今回の地震によって、アフガニスタンに加え、パキスタンシアールコートやウズベキスタンナヴォイ、インドジャンムーと広範囲にわたって揺れが感じられた[1]。 被害パキスタン防災管理庁によるとカイバル・パクトゥンクワ州を中心に連邦直轄部族地域(FATA)やギルギット・バルティスタン州、パンジャーブ州、アザド・カシミールで被害が出ている。11月7日現在、全国で279人が死亡し、1980人が負傷し、95986軒(軽微損傷含む)、学校497校が被害を受けた[6]。被害の大半はカイバル・パクトゥンクワ州であり、シャングラ、チトラル、スワートなどの町が大きな被害を受けた[6]。一方、アフガニスタンの北部ではタハール州の学校で女子生徒たちが避難しようとして将棋倒しになり(死亡12人・負傷30人)[7]、10月27日にアシュラフ・ガニー大統領は「9つの州で死亡115人・負傷538人、家屋7630軒、学校12校、モスク17軒、オフィスビル20軒の被害」と発表した[8]。11月2日、国際連合人道問題調整事務所は「15の州で死亡126人、負傷489人、損壊6284軒、倒壊4665軒」の被害を報告した[9]。報告によると物的損害は震源地のバダフシャーン州が多く、人的損害はクナル州・タハール州・ナンガルハール州が多いようである。 脚注
関連項目外部リンク
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