わが青春の北壁/西城秀樹
『わが青春の北壁/西城秀樹』(わがせいしゅんのほくへき さいじょうひでき)は、西城秀樹の3枚組ライブ・アルバム[1][2]。1977年12月20日にRCAから発売された。 内容1977年7月28日に日生劇場において開催された、西城秀樹・初のミュージカル(劇団四季)「わが青春の北壁」の模様が収録されている。 収録曲
ミュージカル三木たかしが『ジーザス・クライスト・スーパースター』の大ファンだったこと[2]、西城秀樹も劇団四季の「ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレム版」に感銘を受けたこと[2]、当時、日本のミュージカルスターでお客を呼べる役者はまだいなかったこと[3]、などの条件が重なり[2][3][4]、阿久悠がアクション歌手・西城のために[4]、ミュージカルを創作し[3][4][5][6]、西城一人と劇団四季とのジョイントが実現した[2][3][4][6]。西城はミュージカル初挑戦[2][3][4][6]。阿久悠台本・作詩、三木たかし作曲、浅利慶太演出で、1977年7月5日-7月28日、日生劇場で公演が行われた[2][4][6]。 アイドル歌手として超多忙だった西城は、四季の稽古場に1ヵ月、休むことなく通い[3][4][6]、四季独特の発声法を学んで舞台に臨んだ[6]。山と都会の場面が交錯しながら、ダンスや歌で彩られる[4]。西城のセリフ回しにはやや難があるが[4]、歌とダンスは及第点で[4]、当時、日本の創作ミュージカルは愚作続きと評されていたが[4]、本作は良作と評判を呼んだ[4]。 あらすじ山男の有光良(西城秀樹)は山を捨てナイトクラブで働く。良の兄・有光洋(滝田栄)は有名な登山家だったが、3人の友人を山で失い、自身も大ケガを負った。その北アルプス北壁に弔い合戦を決意。同行するのは妻の有光夏子(久野綾希子)と弟・良。良が山を捨てていたのは義姉・夏子を愛してしまったからだった。有光洋・夏子は遭難し、死に至る。死を目前にして夏子は良を以前から愛していたと告白する[4]。 スタッフキャスト
スタジオ・アルバム
ミュージカル『わが青春の北壁』中の楽曲のみをスタジオ録音したアルバムも、1977年7月25日にRCAから発売された[1]。8枚目のオリジナル・アルバムとなっている。 収録曲
復刻盤
脚注注釈
出典
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