やまざきかずお
やまざき かずお(1949年2月12日[1] - )は、日本のアニメ監督、アニメーター、アニメーション演出家。東京都文京区出身[1]。アニメーターとしては、本名である漢字表記の「山崎和男」名義も使用。スタジオディーンやサンライズ、マッドハウス[1]に所属していた。 人物当初はSF関係の出版社に入社するつもりだったが、面接までの間に偶然見た新聞の求人広告の“絵の好きな人なら素人も可”の言葉に惹かれ、アニメ業界へ入る。 初期は『超電磁マシーン ボルテスV』や『無敵超人ザンボット3』、『無敵鋼人ダイターン3』、『機動戦士ガンダム』などの作画、絵コンテ、演出を担当。 1981年、所属するスタジオディーンが『うる星やつら』の作画をグロス請けしたのに伴い、作画監督を務める。丁寧な作画技術は監督の押井守からも評価されており、劇場版の『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』でも作画監督(もりやまゆうじと連名)をテレビシリーズから抜ける形で務めている。その後、1984年4月放映分より押井の後任として、同作のチーフ・ディレクターを担当。劇場版二作の監督も務めた。 当初、あまり演出業に乗り気ではなかったとされるが、やがて演出を本業とする。 1986年に『うる星やつら』の放映が終了すると、後番組となった『めぞん一刻』のチーフ・ディレクターに引き続き就任。しかし、半年後にやまざきを含めたメインスタッフが交代することとなり、退任している。その後は、主にサンライズとマッドハウスの作品で活動。 2011年、妻の出身国であるフィリピンに移住。永住を考えていたが、2013年に糖尿病で体調を崩し、右足の膝から下を切断。以降は妻と共に日本へ帰国し、群馬県の老人ホームで暮らしているという。 仕事で気をつけていることには、迷惑をかけないことを挙げている[1]。 好きな映画は、フェデリコ・フェリーニの『道』[1]。好きな小説は、いとうせいこうの『ノーライフキング』。 主な参加作品テレビアニメ
劇場アニメ
OVA
ゲーム
脚注
外部リンク |