もうええわ
「もうええわ」(英語: Mo-Eh-Wa (I'm Over It))は、日本のシンガーソングライター・藤井風の2作目の配信限定シングル。2019年11月24日にHEHN RECORDS / ユニバーサルミュージックより発売された。
概要デビューシングル「何なんw」に続く2作目となる配信限定シングル。「何なんw」リリースの6日後にリリースされた。 メジャーデビュー前に開催されたワンマンライブ「Fujii Kaze "JAZZ&PIANO" The First」では、翌年5月20日にリリースされた1stアルバム『HELP EVER HURT NEVER』収録曲の「特にない」「調子のっちゃって」「帰ろう」などと共に本楽曲が披露されており、ライブが開催された2019年7月時点でこれらの楽曲は既に存在していることになる。 また、2019年11月17日にLINE CUBE SHIBUYAで行われたワンマンライブ「Fujii Kaze "NAN-NAN" SHOW」の予告映像に本楽曲のインスト音源が使用されている[1]。映像はスタッフのTwitterに投稿されている。 2020年2月21日、本楽曲に洋楽ピアノカバー3曲を加えた『もうええわ EP』がリリースされた。 楽曲解説デビューシングル「何なんw」同様、本楽曲にも方言が使われている。 公式YouTubeチャンネルに公開された藤井本人による楽曲解説において、本楽曲は人生における全ての重荷の放棄、人生のあらゆる執着からの解放を歌った楽曲で、COMA-CHIの「ミチバタ」といったヒップホップに影響を受けたと語っている[2]。 また、1番の最後の歌詞〈もうええわ 自由になるわ 泣くぐらいじゃったら笑ったるわ アハハ〉には「人は身体への執着を手放した時に初めて生死のサイクルから解放される」という隠しメッセージを込めているという。ヒップホップな曲調とは対照的なスピリチュアルな歌詞となっている。 藤井がアルバム発売前に自身のYouTubeチャンネルで配信したListening Partyで語ったセルフライナーノーツ[3]。
ミュージックビデオミュージックビデオ公開に先駆けて、2019年11月17日にLINE CUBE SHIBUYAで行われたワンマンライブ「Fujii Kaze "NAN-NAN" SHOW」でのライブショート映像が2020年2月11日に公開され[4]、2月19日にはティザーが公開された[5][6]。そして、『もうええわ EP』リリース日である2月21日0時にミュージックビデオがプレミア公開された。ミュージックビデオ公開直前の23時50分には生配信が行われた[7]。5月9日にはミュージックビデオのメイキング映像が公開された[8]。 監督は藤井と同郷であるSpikey Johnが務めた。Spikeyは8thシングルの「きらり」のミュージックビデオの監督も務めている。 ミュージックビデオは全編渋谷で撮影された。「浮浪者」の藤井がゴミ捨て場に居座るシーンで始まり、中盤には渋谷の街を闊歩する「ヒップホップ野郎」、そして終盤に再び「浮浪者」になるという構成になっている。そしてゴミ捨て場を映すカメラがゴミ収集車に運ばれてゆくシーンで終了する。ミュージックビデオに出演している犬は、黒柴のいぶきちゃんである[9][10]。 収録内容
脚注
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