はにぽん(ラテン文字表記:HANIPON)は、埼玉県本庄市公式PRマスコットキャラクター(ゆるキャラ)。
本庄市のコミュニティバス『はにぽんシャトル』、デマンド型交通『はにぽん号』の名称は「はにぽん」に由来し、バスの車体にも「はにぽん」のイラストがラッピングされている。
プロフィール
- 高さ(着ぐるみ)は約2 m、幅1.32 m[1]
- 誕生日は、「はにわ」にちなんで8月28日[2]
- 性格は、元気いっぱいで正義感が強い。少しおっちょこちょい。
- 趣味は、古墳巡りをすること。
- 特技は、元気がない人を笑顔にすること。
- 悩みは、カブトムシに間違えられること。
- ゆる玉応援団に加盟している(団員No.44)[3]。
- 2017年10月1日から本庄市広報観光大使の井上小百合[注 1]が「はにぽんアンバサダー」を務めている。
キャラクター誕生
2010年に本庄市マスコットキャラクター実行委員会(委員長は市長の吉田信解)がデザインを募集し、1150点の中から東京都中野区在住のグラフィックデザイナーである先崎淳の作品に決まり[5]、続いて愛称応募により、718点が集まり、10月22日に「はにぽん」と発表され、着ぐるみも公開された[6]。
はにぽんの愛称は9人で応募されたもので、その代表として、市内の司法書士である中兼康浩が出た[7]。採用されたデザイナーの先崎淳は「(モデルとなった本庄市出土の)埴輪の笑顔がキャラクターにふさわしいと思いデザインした」とコメントし、愛称が採用された中兼康浩は、「ひらめきで、『ん』がつくと語呂がいい」と思ったとコメントをしている[6]。
名前の由来は、埴輪の「はに」と本庄市の「ほん」で、「はにぽん(埴本)」[8]。
モデルとなった埴輪
デザインのモデルとなったのは、1998年に市内にある旭・小島古墳群の小島前の山古墳(調査後に取り壊され、現存しない)の発掘調査で出土した「笑う盾持人物埴輪」で[9]、1999年にマスコミなどで話題をまいた(1999年当時の読売新聞の一面をかざる)。この埴輪はのちに市指定文化財となる(旭・小島古墳群も参照)。
活動展開
脚注
注釈
- ^ 就任当時は乃木坂46メンバーだったが、2020年4月27日を以て、乃木坂46を卒業[4]。
- ^ 市民によるまちづくりグループ・本庄まちNAT 『本庄地元学だより 第7号』 2012年 「編集後記」によると、笑う盾持人物埴輪が世界レベルで知られるきっかけとなったのは、六本木ヒルズ53階に所在する森美術館で開催された「日本美術が笑う」展によるところが大きいと記され、これをきっかけとしてフランスまで出展された。
出典
- ^ 朝日新聞 2010年10月23日 土曜日付、埼玉版
- ^ 朝日新聞 2013年8月18日 日曜日付、埼玉版(記事、馬場由美子)、及び、2015年9月27日 日曜日付、埼玉版(記事、田中正一)
- ^ ゆる玉応援団3 - 埼玉県公式観光サイト ちょこたび埼玉、2016年10月18日閲覧。
- ^ “La Fin!”. 井上小百合 OFFICIAL BLOG (乃木坂46運営委員会). (2020年4月27日). https://blog.nogizaka46.com/sayuri.inoue/smph/2020/04/056019.php 2020年4月28日閲覧。
- ^ 読売新聞 2010年8月21日 土曜日付、埼玉版、「街・ふれあい」の記事より
- ^ a b c 朝日新聞 2010年10月23日 土曜日付、埼玉版
- ^ 朝日新聞 2010年10月23日付、埼玉版
- ^ 朝日新聞 2013年8月18日 日曜日付、埼玉版(記事、馬場由美子)
- ^ 読売新聞 2010年8月21日 土曜日付、埼玉版
- ^ a b 朝日新聞 2013年8月18日 日曜日付、埼玉版
- ^ 朝日新聞 2015年9月27日 日曜日付、埼玉版(記事、田中正一)
- ^ 『広報ほんじょう 9 2016 No.128』
- ^ 『広報 ほんじょう 11 2016 No.130』 発行本庄市(インターネットでも確認可)
- ^ 朝日新聞 2016年11月7日 月曜日付、埼玉版(記事、田中正一)。本庄商工会議所は2014年において、「3年で日本一」を掲げている(同記事)。
関連項目
外部リンク