にっぽんの芸能
『にっぽんの芸能』(にっぽんのげいのう)は、NHK教育テレビジョン(Eテレ)で2011年4月1日に開始した、日本の古典芸能を取り上げる教養番組の放送枠である。 概要この枠が誕生した原因は、2011年のテレビジョン放送の完全デジタル化に伴う地上波・衛星波を問わない抜本的な番組枠再編であった。それにともなって、Eテレで放送されていた以下の2番組を統合し、同年4月1日に始められたのがこの番組である。 2012年度までは2部構成の1時間番組で、初心者向けの「花鳥風月堂」15分と、『芸能花舞台』を衣替えした「芸能百花繚乱」45分からなった。ただし、内容次第ではどちらか一方のみを丸々1時間放送することがあった。 「花鳥風月堂」は2012年度をもって終了したため、2013年度からはそれまでの「芸能百花繚乱」をベースとした1時間通しの構成となった。 2021年度をもって放送を終了。放送時間を25分繰り下げ、20分縮小して「新・にっぽんの芸能」としてリニューアルした。司会は現タイトルで最後の司会を務めた高橋が続投。 各番組の内容花鳥風月堂古典芸能初心者へ向けたドラマ仕立てのガイダンス番組である。作は、池田政之(2011年4月1日 - 2013年3月29日)である。 就職活動中の「学」は、いとこである雪乃の営む店「花鳥風月堂」に居候しているが、日々雪乃を呆れさせるようなことばかりしている。学との会話の中で、雪乃が古典芸能から例えを引いたとき、そういった知識に疎い学に対し、「知らざぁ言って聞かせやしょうか。」という決め台詞[注釈 1]でもって、古典芸能の紹介VTRに移って行く、という流れになる。 後半では、現代の音楽(主に大衆的なもの)の、琴、三味線、琵琶、尺八など伝統楽器による演奏を紹介するコーナーがある。 芸能百花繚乱事実上の前身『芸能花舞台』で取り上げた古典芸能の演舞の紹介がメインとなるコーナーである。関係者や研究家を招いて解説する。 2013年度からは「花鳥風月堂」の終了を受けて、古典芸能初心者向けの新コーナー「古典芸能玉手箱」や、着物のコーディネイトを扱う「ナンノの着物ことはじめ」が新設された。ただしどちらのコーナーも、毎週あるわけではない。 レギュラー出演者・放送時間2011年度 - 2012年度
2013年度 - 2015年度
2016年度 - 2019年度
2020年度 - 2021年度
脚注注釈出典
外部リンク
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