ちくぜん (巡視船)
「ちくぜん」(Chikuzen, PLH-06)は、海上保安庁のヘリコプター1機搭載型巡視船。つがる型巡視船の5番船にあたる。船種記号は、当初は他の大型巡視船と同じPL(Patrol vessel Large)とされていたが、後にPLH(Patrol vessel Large with Helicopter)に変更された[注 1]。また公称船型も、当初は単に「ヘリコプター搭載型」と称されていたが、2機搭載のみずほ型の出現によって「ヘリコプター1機搭載型」となった[3]。 その後、配属替えに伴って、2013年には「おきなわ」(Okinawa)に改名された[4]。 船歴
1983年9月28日に竣工し、福岡海上保安部(第七管区)に配属された。船名は筑前国に由来する。 1999年に発生した北朝鮮による能登半島沖不審船事件で出動。ヘリ搭載という利点を生かし、洋上で特殊警備隊(SST)が乗船した。また、20ミリ機関砲による警告射撃も行っている。 その後、尖閣領海警備専従体制の構築に伴って、2013年10月2日、本船は那覇海上保安部(第十一管区)に配属替えとなり、沖縄県に因んで「おきなわ」と改名した[4][注 2]。 平成26年度予算で延命・機能向上工事費が認められ、2014年から2015年にかけて工事を受けた[5]。 搭載機の変遷
脚注注釈出典参考文献
関連項目
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