「それは彼女のグッバイ」(それはかのじょのグッバイ)は1988年7月5日に日本コロムビアから発売された富田靖子の10枚目のシングル。
解説
前作「元気ですか!?」から約5か月ぶりのシングルであり、前作と同様にレコード盤とCD盤(8cmCD)が発売された。なお、富田の楽曲のレコード盤はこの曲が最後となった[注釈 1]。
収録曲
- それは彼女のグッバイ
- 作詞:麻生圭子/作曲:柴矢俊彦/編曲:大塚修司
- 日興証券・「中期国債ファンド」CMイメージソング
- 夢の町へ
- 作詞:市川森一/作曲:田村洋/編曲:山中紀昌
- NHK・銀河テレビ小説『悲しみだけが夢をみる』主題歌
エピソード
- 日興証券のテレビCM
- 日興証券のCMに出演した富田はこのCMで「好き」と連呼した。なお、このCMは2パターンが制作され、下記の差異が発生した。
- 富田が「好き」と言った回数[注釈 2]。
- 猫を抱えているときに富田が「好き」と言ったあと(猫を抱えながら)右手に持っている白い花をかじるが、そのシーンのあとの右手の位置。
- 富田がイスに座ってうたた寝するシーンの有無[注釈 3]。
- 夜のヒットスタジオDELUXEへの出演
- 同番組(1988年7月6日放送)へゲスト出演した際、バレンタインデーの話で盛り上がった。富田はその時に小学6年生だった当時の初恋の話をした後、その初恋相手のあだ名を古舘伊知郎に伝えた。古舘がそのあだ名を呼ぶと、富田の初恋相手が花束を持ってスタジオに登場し、富田と再会した[注釈 4][注釈 5]。富田は初恋相手に関するエピソードなどを語った後、『それは彼女のグッバイ』を歌った(初恋相手はゲスト席のほうから観覧した)。
- 補足・余談
脚注
注釈
- ^ 富田の2ndベスト・アルバム『14-19』以降はCDのみ発売のため。
- ^ 「ファンド取扱い窓口」の案内あり:3回、「ファンド取扱い窓口」の案内なし:6回。
- ^ 「ファンド取扱い窓口」の案内が流れるほうのみ放送。その案内がない方は富田が頬杖をついて「好きだよ」と言うシーンが流れる。
- ^ この時に富田が通った小学校の校名と初恋相手のフルネームのテロップが出る。その後、当時の集合写真が映った。
- ^ ※富田は同番組で『スウィート』を歌った回(1985年8月5日放送)で同級生2人と再会したため、同番組内で小学校の同級生3人と再会している。
- ^ この直前にスタジオ内でやや大きな物音が発生した後、テレビカメラが一瞬だけ上方向に動いてしまうハプニングも発生した。
- ^ 木梨憲武は前列の席に座っていたため、3回突いた。なお、石橋貴明は後列の席で座っていたが司会が初恋相手を軽く突いた後に席を立ち、富田の初恋相手を後ろから(無言で)突き飛ばした。なお、石橋は富田の初恋相手に関するトークの途中で席を立とうとするしぐさを見せたこともあった。
- ^ 石橋が(富田の)初恋相手を突き飛ばしたシーンを見た古舘は、「今ね、貴明が突き飛ばしましたけど」とコメントした。
出典
関連項目