くじゃく座アルファ星
くじゃく座α星(くじゃくざアルファせい)は、くじゃく座で最も明るい恒星で2等星。 概要青白く輝く星で、全天でも明るい星の一つだが、日本では南方でさえほとんど見ることができない。一方、南半球では、周りに明るい星がないことから、比較的容易に確認することができる。分光連星で、主星の周りを伴星が11.8日という短い周期で周回している[5]。 名称Alpha Pavonis。固有名のピーコック[2] (Peacock[3][4]) は英語でオスのクジャクのこと。船舶や航空機の天測航法でよく用いられる57の恒星のうち、この恒星とりゅうこつ座ε星の2個のみが固有名を持っていなかったため、1930年代にイギリス空軍機用の天測暦が作成された際に名付けられた[7]。2016年7月20日に国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、Peacock をくじゃく座α星Aaの固有名として正式に承認した[4]。 脚注注釈出典
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