かかしは日本のフォーク・バンド。1992年結成、1997年にメジャー・デビュー。
モットーは「最高のメロディに最低の歌詞を」。既存メロディのパロディも多い。
バンド名の由来はさだまさし「案山子」。理由はフォークだから。
2022年、アルバム『TANPAKU』の発売を機にアーティスト名の表記を「かかし」から「KKC」に変更。読みは変わらず「かかし」[1]。
概要
1992年、ラジオ制作会社で同僚だった鬼塚と菊池が、当時の職場でもあったJ-WAVEのバンドコンテストに出場するために結成[注釈 1]。
1993年、村上が同じ会社に入社し、社長命令でかかしに加入。
鬼塚が2017年に生活の拠点を静岡県に移してから、事実上の活動休止状態となっていたが、2021年に菊池に代わってHappy だんばらが加入し、活動を再開。2021年1月21日にTwitterアカウントとYouTubeチャンネルを開設した。
メンバー
- ラジオパーソナリティや「B.O.K」としてソロ活動。村上とキンモクセイの一部メンバーとのバンド「YOUNGER GENERATION」にも所属する。
- 自身が設立したラジオ制作会社「BLUE BEAT」の社長。鬼塚・だんばらと比べてメディア露出は少なく、ライブでもほとんどしゃべらない。
- 2024年4月現在、ディレクターを担当する『K-MIX MOVE ON』(水・木曜)、『翔べ!FRI-TAG!!』で鬼塚と、『Saturday Morning Radio おびハピ!』でだんばらとそれぞれ共演している。
- 菊池に代わって2021年より加入。かかしとしての活動時のみ「ハッピーDノリヒロ」を名乗る。
元メンバー
- 菊池淳介 - リーダー・ボーカル・タンバリン・エッグシェイカー
- 愛称・マイクネームは「きっくん」・「かかしのきっくん」。ラジオディレクター・ラジオパーソナリティーとして活動。『The Nutty Radio Show おに魂』『Nutty Radio Show THE魂』ではチーフディレクター・水曜日ディレクターを務めた。
メジャー・デビューまでの来歴
- 鬼塚と菊池の出会い
- 1990年、鬼塚がラジオ制作会社「シャ・ラ・ラ・カンパニー」に27歳で就職。その年の忘年会で菊池と出会う。年齢は鬼塚が年上で、社歴では菊池が半年先輩だったが、菊池は二言目からタメ口で喋っていたという。鬼塚曰く「菊池とは会社で一番早く打ち解けて、一番早く仲良くなった」とのこと。
- バンド結成・バンド大会に初出場
- 1992年の秋、鬼塚と菊池はJ-WAVEの第2回バンド大会のチラシを目にし、出場を決める。(まだこの時点では村上とは出会っていない) その後、「スタジオレッツ」でリハーサルとオリジナル曲の制作を行う。この時に作られた曲が「無縁仏」「手錠」であった。そして六本木ケントスにて開かれた第2回バンド大会で「サルビアの花」「無縁仏」「手錠」を演奏し、独特なパフォーマンスがウケ、優勝を果たす。
- 村上との出会いとバンド加入、2回目・3回目のバンド大会出場
- 1992年の秋、鬼塚が会社の事務の女性から、「西新宿の大型レコードショップへ、レコード会社の男性に届け物をしてほしい」と頼まれ、そこで出会った男性が村上だった。1993年、村上が同じ制作会社に入社する。
- ウケたいがために出場したバンド大会で優勝したかかし。そのことは制作会社の社長にも伝わっており、その後、会社のミーティングでの社長命令により、村上がかかしに加入。理由はかかしの音楽をハイレベルなものにし、新曲を書かせるため。そして、鬼塚・菊池・村上の3人体制になったかかしは、新曲「不幸子」「南国兄弟」「私は風なの」を制作。かかしとしては2回目、3人体制では初のバンド大会出場を果たし、またしても優勝する。その後、2回目の優勝を聞きつけた同僚や知人のパーティーなどに呼ばれるようになった。
- 同年にまたバンド大会が開催され、3回目の出場を果たすが、「ある程度かかしの存在が定着してきた」ということで、特別賞を獲得。この大会に向けて「パリジェンヌ」「こんにちはフランシーヌさん」「フサチコフ」を制作。
- メジャー・デビュー
- 1997年6月21日、シングル「不幸子」でメジャー・デビュー。7月21日 、 2ndシングル「セックス」と1stアルバム「万博」をリリース。
ディスコグラフィー
シングル
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リリース日 |
品番 |
タイトル |
オリコン |
備考
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1st
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1997年6月21日 |
OODO-5029 SRDL-4476[注釈 2] |
不幸子 |
- |
-
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2nd
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1997年7月21日 |
OODO-5032 SRDL-4477[注釈 2] |
セックス |
- |
-
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- デジタル・シングル
アルバム
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リリース日 |
品番 |
タイトル |
収録曲 |
オリコン最高位 |
備考
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1st
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1997年7月21日 |
OOCO-32 SRCL-4162[注釈 2] |
万博 |
- 不幸子
- 戦え!! ジューシー7のテーマ
- こんにちはフランシーヌさん
- 無縁仏
- フサチコフ
- パリジェンヌ
- 南国兄弟
- セックス
- センチメンタルガール
- のど仏
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- |
廃盤
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2nd
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2004年10月20日 |
MHCL-624 MHCL-438[注釈 3] |
万博 (まんひろし) |
- ダッチワイフ
- ハンチング
- アルバイトの唄
- ロング・ヘアード・ボーイ
- 妄想族
- 不幸子
- セタップ!仮面ライダーX(戦え!!ジューシー7のテーマ)
- こんにちはフランシーヌさん
- 無縁仏
- パリジェンヌ
- 南国兄弟
- セックス
- センチメンタルガール
- のど仏
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- |
前作の「万博(ばんぱく)」に新曲5曲を追加したアルバム
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3rd
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2006年1月1日 |
MHCL-693 |
SCARECROW |
- サンダー・ボルト・ディナーマシーン
- フサチコフⅡ
- 二十世紀少年
- 真夜中のハンバーガー
- ズブロッカ
- サードウェイヴ
- ブーラーグーソン
- 裸の馬
- ネテネーゼ
- ラブ・ミー・テンダー
- 俺のカリー
- アース・ホール
- ワールド・ツアー
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- |
-
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4th
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2007年3月7日 |
VICL-62310 |
バーンパーク |
- かかしのてーま
- 新車でGO!
- トーク上手
- 赤と青のサンバ
- 私は風なの
- ジャンピング・ロックンロール・ミュージック・フラッシュ!!
- 雨あがりの街で (キンモクセイとかかし)
- 40になったら
- ムエタイサンボ (ライブバージョンLive at SHIBUYA-AX 2004/10/21)
- スナック(植村花菜と玉川美沙とかかし)
- 24時間パート2
- 甲州街道
- 横顔 (三四六とかかし)
- 山田うどんの歌 (ボーナストラック)
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172位 (2007年3月19日付) |
廃盤
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5th
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2012年7月11日 |
MHCL-2084 |
マンダーラ |
- ドリパ (overture)
- PAIN
- あねもね
- インドフォーク
- 今日から生で
- すぎ (album ver.)
- とりもつ とりもつ (album ver.)
- 背徳のツバサ feat.高橋直純
- ウン・コモ・ラ・シータ
- LGマンの唄~ライフズ・グッド~
- フィニッシュ feat.柴田淳
- スウィッチを押す男
- いないいないボンバー feat. m.o.v.e
- アンタが街にやってくる
- チョーフパルコ
- ドリパ feat.kainatsu
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217位 (2012年7月23日付) |
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6th
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2022年8月21日 |
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TANPAKU[1] |
- キャンプ・ストップ・ラヴィング・ユー
- 角番
- 君と大地とこの空と
- ホットサンドメーカー
- マツリノヨル
- 自転車に乗ってボクは
- 放電LOVE !!
- 旅館九州
- 尻花火
- タンパク
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「マンダーラ」以来10年ぶりのニューアルバムで、だんばらの加入後、初のリリース。
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ベスト・アルバム
- かかしベストアルバム〜タイトル「未定」〜(リリース:2014年2月12日)
- CDタイトルは鬼塚、菊池で考案しているが、1stアルバム「万博(ばんぱく)」以来菊池の案が採用されていなかったことから、菊池にベストアルバムのタイトルを考えさせたものの、締切日になっても全然考えてこなかった。「それだったら『タイトル未定』になっちゃうよ」という鬼塚に「それ、いいね。決定」と菊池がGOサインを出した[注釈 4]
- 不幸子
- セックス
- ハンチング
- アルバイトの唄
- 裸の馬
- ネテネーゼ
- アース・ホール
- 新車でGO!
- 赤と青のサンバ
- 40になったら
- スナック【植村花菜と玉川美沙とかかし】
- PAIN
- あねもね
- 背徳のツバサ feat.高橋直純
- ウン・コモ・ラ・シータ
- 赤いイナズマ
- 徒螺津駆尊愚~トラックソング~(かかしversion)
- ダッチワイフ feat. 斎藤誠
参加作品
シングル「徒螺津駆尊愚~トラックソング~」[2](2006年11月22日、ビクターエンタテインメント) - 松原静香とかかし 名義
ライブ
単独ライブ
- 2021年
- かかし フレッシュライブ2021 夏 ~エー!フレッシュ!ビー!フレッシュ!~ (6月6日、ツイキャス[3]) - 配信限定ライブ
- 2023年5月11日 21時より、鬼塚の60歳の誕生日を記念して「HBD 爆誕の日だよ!かかしちゃん♪」と題してYouTubeチャンネルにてプレミア公開[4][5]。
- かかしライブ2021〜OH!にオレはなる!ハッピーDノリヒロ〜 (12月12日、まほろ座 MACHIDA[6])
- ゲスト:小尾渚沙[7]
- 2023年6月21日 21時より「デビュー26周年だよ♪かかしちゃん」と題してYouTubeチャンネルにてプレミア公開[8][9]。
- 2022年
- ル・ボラン スペシャルライブ マジックショー&かかし (4月26日、ル・ボラン[10])
- 当初は2月6日に開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い延期[11]。
- 2023年1月3日 21時30分より「お正月だよ!かかしちゃん」と題してYouTubeチャンネルにてプレミア公開[12][13]。
- かかしライブ2022~タンパク質とアミノ酸~ (8月28日、渋谷 duo MUSIC EXCHANGE[14])
- KKC「TANPAKU」プレミアムライブ 〜やってやるぜ (ハッピーが) 〜 (11月13日、佐久市オアシス[15])
- KKCライブ2022〜K こうして K 今年も C ちゃんと (12月18日、まほろ座 MACHIDA[19])
- 2023年
- KKCライブ2023〜新都心とワシントン〜 (9月3日、HEAVEN’S ROCK さいたま新都心[20])
- KKCライブ2023 〜町田の立場 (12月17日、まほろ座 MACHIDA[21])
- 2024年
- KKC LIVE 2024 晴れたら空に豆まいて、そのうち一粒頂いた。(2月18日、晴れたら空に豆まいて[22])
その他出演
- 2021年
- I'm back!! HAMAMATSU Collection (7月25日、浜松窓枠[23])
- 2022年
- ミライノオトPresents I'm back!! (9月11日、浜松窓枠[24])
- 2023年
- 2024年
- HMV大宮アルシェで洒暮 門 (バカボン鬼塚) プロデュース イノミサコCDも買えるんです記念♪ CD販売会&ミニライブ (4月14日、大宮アルシェ1階 イベントスペース[29]) - オープニングアクト
- 当初は1月21日に開催予定だったが、悪天候が予想されたため延期[30]。
ラジオ番組
メンバー個人の担当番組についてはそれぞれの項を参照。
- かかしデビュー25周年記念番組 「 老舗 (しにせ) ~昔からあるのに入ったことがない、 そんなあなたに~」(2022年6月5日、NACK5・生放送[31])
その他
- カラオケUGAでは「新車でGO!」、2007年10月度より「ネテネーゼ」が配信されている。
関連項目
脚注
注釈
出典
参考文献
外部リンク