いかづち (護衛艦・初代)

いかづち
基本情報
建造所 川崎重工業 神戸造船所
運用者  海上自衛隊
艦種 乙型警備艦→護衛艦(DE)
級名 いかづち型
艦歴
計画 昭和28年度計画
発注 1953年
起工 1954年12月18日
進水 1955年9月6日
就役 1956年5月29日
退役 1976年3月31日(保管船に種別変更)
除籍 1983年3月30日
要目
排水量 基準 1,070トン
満載 1,300トン
全長 88.0m
最大幅 8.7m
深さ 5.43m
吃水 3.08m
主機 三菱 9UET44/55ディーゼルエンジン × 2基
出力 12,000PS
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
速力 最大速 26ノット
燃料 158.6トン
航続距離 16ノットで5,000海里
乗員 153名
兵装 54式50口径3インチ単装砲 × 2基(1959年撤去)
Mk.34 50口径3インチ単装速射砲 × 2基(1959年装備)
Mk.1 40mm連装機関砲 × 2基(1959年1基撤去)
54式ヘッジホッグ × 1基
54式爆雷投射機(K砲)× 8基
54式爆雷投下軌条 × 2条
FCS Mk.51 射撃指揮装置 × 3基(1959年2基撤去)
Mk.63 砲射撃指揮装置 × 1基(1959年装備)
レーダー OPS-2 対空
OPS-3 対水上
ソナー QHBa 捜索用
QDA 攻撃用
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いかづちローマ字JDS Ikazuchi, DE-202YAC-30)は、海上自衛隊護衛艦いかづち型護衛艦の1番艦。旧海軍雷型駆逐艦」、吹雪型駆逐艦」に続き日本の艦艇としては3代目。

艦歴

「いかづち」は、昭和28年度計画乙型警備艦1202号艦として、川崎重工業神戸造船所で1954年12月18日に起工され、1955年9月6日に進水、1956年5月29日に就役し、呉地方隊に編入された。

1956年8月1日第1護衛隊群隷下に第7護衛隊が新編され「あけぼの」、「いなづま」とともに編入された。

1958年12月11日から1959年3月25日の間で川崎重工神戸造船所において特別改装工事が実施され、54式50口径3インチ単装砲をMk.34 50口径3インチ単装速射砲に換装、前部の40mm連装機関砲を撤去し、艦橋上の射撃指揮装置をMk.51からMk.63に換装、Mk.34射撃用レーダーも搭載された。また、戦闘区画諸室への冷房装置が施された。

1964年12月10日、第7護衛隊が第3護衛隊群隷下に編成替え。

1969年3月15日、第7護衛隊が呉地方隊隷下に編成替え。

1976年3月31日、保管船に種別変更され、艦籍番号がYAC-30に変更。江田島海上自衛隊第1術科学校に係留され、停泊実習艦として使用された。

1983年3月30日、除籍。

参考文献

  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)