細金細工(さいきんざいく)とは、金や銀の細線を紐よりなどして細工すること[1]。古代エジプト、ギリシャ、ローマで技法が登場し、インド、中央アジア、中国、朝鮮に伝わったと考えられている。日本では古墳から耳飾りが出土している。金や銀をよじって平らにした細線で文様をつくり、交互に鑞付けで溶着するなどして造形して細工物に仕立てる。あるいは、金や銀を、細い糸状や粒子としたものを地板に取り付けて装飾とした細工。「ほそがねざいく」あるいは「ほそきんざいく」ともいう[2][3]。
細金細工は、平戸細工(平戸七宝)や、芝山細工に七宝を施したものなどにも見られる。
関連項目
出典
- ^ デジタル大辞泉
- ^ ブリタニカ国際大百科事典「小項目辞典」
- ^ 世界大百科事典内「細金細工」