三島神社(みしまじんじゃ)は、愛媛県八幡浜市保内町にある三島・大山祇信仰の神社。保内郷の総鎮守として崇敬される[1]。
別名、船跡森三島神社と呼ばれ、1856年に宇和島藩主伊達宗紀に寄進された鳥居の扁額も「船跡森」と書かれている[2]。
概要
創建は774年。大三島の大山祇神社から勧請された[1]。勧請された当時、この辺りまで入り江が入り込んでおり、社地とした川中島が船形であったことから、他の三島神社と区別して船跡森三島神社と呼ばれるようになった[2]。現在でも社地は船形である。
1873年郷社に、1933年には県社となった[1]。
保内郷の総鎮守とされ、往時は摂杜9杜、末杜75杜を付属という[1]。境内にはカワウソの鴟尾や力石がある。
秋の神幸祭では、「御船」「四ッ太鼓」「唐獅子」「牛鬼」「五ッ鹿踊り」など、南予地方の練りが勢揃いする[3]。
祭神
- 配神
- 境内社[1]
文化財
- 懸仏1面(愛媛県指定文化財)
- 木造御神像 5躯(愛媛県指定文化財)
- 木造御神像 2躯(八幡浜市指定文化財)[4]
脚注