ヘリオス酒造株式会社(ヘリオスしゅぞう)は、1961年、ラム酒の製造から始まった、沖縄県名護市に本社を置く日本の酒造メーカー。
6種類の酒類製造免許(泡盛、リキュール、ウィスキー、スピリッツ、発泡酒、地ビール)を取得している総合酒類メーカーである。また日本国内では数少ない、独自のラム酒の製造を行う一社でもある。
沿革
- 1961年 - 松田正が那覇市にて合資会社太陽醸造を設立。
- 1969年 - 社名をヘリオス酒造株式会社に変更。
- 1972年 - 本社・工場を現在地の沖縄県名護市字許田405番地に移転。
- 1982年 - 沖縄県那覇市久茂地に那覇営業所を開設。
- 1985年 - 東京支店を開設。
- 1995年 - 本社事務所を新築。本社第二工場を新築。
- 1996年 - 地ビール製造免許を取得。沖縄県島尻郡具志頭村(現:八重瀬町)にビール工場が完成。同工場に併設したブルワリー・レストラン「ヘリオスブルワリー」がオープン。
- 2016年 - 2001年以降、古酒蔵に貯蔵されたままになっていたウイスキー原酒「歴15年」を200本限定で発売し、撤退していたウイスキー製造に再参入[1]。
事業所
- 本社・ブルワリー:沖縄県名護市許田405
- 那覇支店: 沖縄県那覇市西1-20-4
- 東京支社: 東京都港区西新橋3-23-11 御成門小田急ビル10F
- 大阪支店: 大阪府大阪市北区梅田2-5-6桜橋八千代ビル5-D
- 沢内醸造所: 岩手県和賀郡西和賀町沢内貝沢3地割647−1
関連会社
- トータルネット株式会社 - 沖縄県内におけるヘリオス酒造の製品輸送を担当。一般貨物自動車運送事業。
- ヘリオスフードサ-ビス株式会社 - 1996年(平成8年)設立。沖縄県内でブルワリー・レストラン「ヘリオスブルワリー」「ヘリオスパブ」を営む。
- 株式会社グレイス・ラム - 沖縄電力の社内ベンチャー制度を利用して南大東島に設立されたラム酒の酒造会社。51%の株を保有している[2]。
関連項目
- 泡盛の銘柄一覧
- 銀河高原ビール
- 松本零士 - 沢内醸造所が『銀河高原ビール』の醸造地であったことに因んで、松本零士の代表作である『銀河鉄道999』とのコラボレーションとして以下の商品を発売している。
- 銀河鉄道999 - 『メーテルのヴァイツェン(青瓶・缶)』『車掌さんの黒ビール(青瓶・缶)』『クレアのホワイトIPA(缶)』『ノンアルコールの旅』『メーテルのくら 琉球泡盛(1800ml・720ml)』※前者3種はいずれもビール、中者はノンアルコール飲料、後者は琉球泡盛。なお、『メーテルのヴァイツェン』『車掌さんの黒ビール』ともに青瓶の物は廃番となっている。『ノンアルコールの旅』は、主人公である星野鉄郎が未成年という設定である関係上、ビールとして発売できないのでノンアルコール仕様となっている。また『ノンアルコールの旅』についてはシリーズで唯一「で行く[3]」という文言が記されている。
- 宇宙海賊キャプテンハーロック - 『ハーロックのギャラクシーIPA(缶)』『ハーロックのくらハイボール(缶)』※前者はビール、後者はハイボール。ただし、『宇宙海賊キャプテンハーロック』ではなく『銀河鉄道999』として発売されている。
- クイーン・エメラルダス - 『エメラルダスのレッドエール(缶)』※ビール。ただし、『クイーン・エメラルダス』ではなく『銀河鉄道999』として発売されている。
脚注
外部リンク